過緊張に長年悩んでいるあなたへ― その力みは、あなたの弱さではありません ― 2026.03.02 04:22 ブログ記事のリクエストを頂きましたので、私の考えを書きたいと思います。過緊張=心身が常に緊張状態から抜けさせなくなる状態について「力を抜いて」と言われても抜けない。「頑張りすぎだよ」と言われても、やめ方がわからない。いつも肩がこっている。背中が張っている。気づくと歯を食いしばっている。呼吸が浅い。眠りも浅い。もし慢性的な肩こりや背中の張りがあるなら、それは基本的に過緊張の状態と捉えていいと思います。体がずっと、がんばり続けているサインです。過緊張の体で起きていること本来、筋肉の働きはとてもシンプルです。使うゆるむ使うゆるむこのリズムで動いています。でも過緊張の状態では、こうなります。使う(弱い)使う(中)使う(強い)使い続ける「ゆるむ」が抜けてしまうのです。これが長く続くと、・呼吸の筋肉が固まり、息が深く入りにくい・首の奥がずっと緊張している・背中が休まず力を入れ続けているそんな状態になります。つまり、神経がずっと警戒モードなのです。過緊張の人ほど気づきにくい実は、過緊張の人ほど自分が力を入れていることに気づきにくいのです。それが「普通」になっているから。私自身も、「少し緊張しやすいタイプかな」そのくらいに思っていました。でも、過緊張から抜けたとき、はじめてわかったのです。「ああ、私はずっと力が入っていたんだ」と。抜けてみて初めて、それまでの緊張の深さがありありと見えました。なぜ力を抜けなくなるのか神経はとても賢く、安全を優先します。崩れないように弱く見えないようにちゃんとしていよう失敗しないようにそうやって体を守り続けた結果、力を入れている方が安全という回路ができあがります。だから「抜こう」としても抜けない。意志が弱いのではありません。神経の学習なのです。回復は“安全の再学習”過緊張がほどける流れは、① 固めていたことに気づく② 無意識の力を感じる③ 支えなくても崩れない体験をする④ 呼吸が深くなる⑤ 神経の警戒が下がる大切なのは、無理にゆるめることではなく、体が安心を覚えることです。シャバーサナに正解はありません過緊張の人にとって、仰向けで無防備になるのは落ち着かないこともあります。だから、ブランケットにすっぽり包まれてもいい。顔にタオルをかけてもいい。横向きでもいい。うつ伏せでもいい。手をお腹に置いてもいい。私自身も長年、ブランケットに包まり、アイピローをしていました。スタジオにも持って行っていたほどです。包まれるだけで、神経が静まりました。シャバーサナに「こうでなければならない」はありません。あなたの神経が落ち着く形が、あなたにとっての正解です。過緊張から抜けた世界過緊張がほどけると、呼吸が楽になり体が軽くなり世界がやさしく感じられます。それは単なるリラックスではなく、神経が安全モードに戻った状態です。長年の力みは、弱さではありません。それは、あなたが生きるために身につけてきた体の知恵です。だから責めないでください。そして神経は変わります。ゆっくり、確実に。あなたの体には、回復する力があります。