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2026.03.05 14:43
最後の挨拶
お道具の拝見が終わって、亭主の元へと返されると亭主は、道具を引いて、茶道口へと戻り、最後の挨拶をいたします。
本日はありがとうございました。という意味をこめてご挨拶をいたします。
お客様もそれに応えて挨拶をいたします。もちろんお客さまどうしもありがとうございました。という感謝をこめて互札します。
そして、今一度、床に飾ってあるお軸に礼をし、点前座も拝見して退出いたします。
大寄せの茶会は、これでお開きとなりますが、お茶事といわれるお食事が出てお酒が出てその後仲立ち、濃茶、薄茶という流れのときには、亭主は、最後のお客様が茶室の戸を音を立てて閉めるのを合図に、お帰りになるお客様をそっと見送るのです。
無言でお客様が見えなくなって、その気配がなくなるまでお見送りをいたします。
そして、あとかたづけ
仕舞うという行為は、お茶会が終わってからの後片付けに続きます。
その片付けもなぜか私は大好きです。
なんていうとかっこいいですが、実は普段の整理整頓は大の苦手です。
お仕舞いするーお茶の世界での表現はあくまでも美しいのです。
道具を大切に洗って、拭いて、乾かして、布で包んで、紙をつめて箱にお仕舞いします。
一つ一つの道具には、銘が書き込まれていて確認しながら丁寧に仕舞います。
ちっちゃなものにも銘があります。ちさきものを愛でる気持ちも日本人の美徳ですね。
これは、おばあちゃんが残してくれたお茶碗・・・
あれは、お祝いに頂いたお香合・・・それぞれに物語があります。
一つ一つの道具には作ってくれた人の愛情や、贈ってくれた人の言葉や遺してくれた人の想いなどなどたくさんの愛がこもっています。
それらに想いをはせつつ、次に使うときのことを楽しみに思い描きながらイメージしながら仕舞うので
す・・・
そう、だからお仕舞いするのが、こんなにも楽しいのかもしれません。
掃除や生理整頓、お片づけは、未来につながる行いなんですね!
この次、その先、そしてそれぞれにまつわる人やモノや事。それらすべてをひっくるめて、
愛おしいと思うのですね。
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