「反る」ための近道は、「丸まる」ことにあった?〜背骨の安定と可動のヒミツ〜
こんばんは、美香です。
**東大阪市若江岩田駅前市民プラザ(希来里施設棟5階)**でのレッスンを通じて
日々、身体の不思議なつながりを探究しています。
今日は、身体を鍛えるのが好きな方や、解剖学的な「なぜ?」が気になる方へ向けて
ちょっと深掘りしたお話をお届けします。
「胸を反らせたい」時に、あえて「丸める」理由
デスクワークなどで背中がガチガチになると、つい「一生懸命に胸を反らせなきゃ!」と頑張ってしまいがちですよね。筋トレなどの指導でも「胸を張って」と言われることが多いかもしれません。
でも、実は**「しなやかに反る」ためには、まず「正しく丸まれる」こと**が、何よりも大切なのです。
肋骨についている背骨(胸椎)は、もともと緩やかに後ろへ丸まっているのが自然な形です。
肋骨が、前にも後ろにもふんわりと「筒状」に配置されることで、体幹は内側から安定します。
この丸みがあることで、前に出ている肩と肩甲骨が背面側の肋骨の上に格納されていきます。
何となくですが、カブトムシの羽が丸い背中にフィットする感じです。
なので、まず肩甲骨が本来の位置に安定できる肋骨のアーチを安定させること。
この胸郭(肋骨を含む胸周り)の土台がしっかりしていないまま反ろうとしても
「しなり」が生まれず
肋骨がパカッと広がったり、腰から反って身体に負担がかかってしまうのですね。
さらに胸郭の安定には、骨盤の安定、
それを支えるお腹の奥の筋肉も大事です。
なので胸椎の深い伸展(胸を反らす)の動きは
レッスンの中では最初には出てこず、
中盤や終盤に登場します。
面白いですよね、胸の反りを深めたいのに
丸めたほうがいいなんて。
「頑張っているのに、ここが動かないな」 そんな風に感じた時は、
反対方向の動きで「安定の土台」を作る機会かもしれません。
今日はちょっと固いお話だったかもしれませんが
「こういうのが好き」とおっしゃってくださる生徒さんも
いらっしゃいますので解説してみました。
マットの上で、新しい発見を、一緒に楽しんでいきましょう。