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桜楓会 Ohfukai Society

カナディアンロッキーの存在感

2026.02.25 17:36

大きな岩壁の真下に向かって毛鉤を投げるテリー

アルバータでの記憶を戻してみたい。カナディアンロッキーの東側裾野は広い。アルバータからサスカチュワン、マニトバ州を過ぎて巨大なプレーリー(大草原地帯)はオンタリオ州の西端まで続く。古代には大きな海がカナダ中央に南から入り込んでいた。氷河時代後ロッキー山脈の東側の長い裾野が堆積土壌により肥沃な大草原地帯になって行った。エドモントンやカルガリーなどの都市の地下に大量の石油や天然ガスが発見されて以後カナダ西部の運命は変わった。
単調な地形に住み360度水平線を見ていると夕日(特にプレーリーサンセットと言われ最も美しい景色である)と日の出、北空のオーロラ以外は地平線にまで大空が覆い日本では感じなかった大きな希望が当時ワクワク湧いた体感を記憶する。
又、「生きがい」を感じる為に行ける大きな山々が車で数時間走れば在る。毎年新しいエネルギーを貰いにロッキーで山登り、キャンピングや山歩きや大自然の中で魚釣り等を楽しんだ。
ロッキー山脈東側中腹に沿って延々と走る林業用のサービス皆無の道路に沿って森林を走り続けると観光地図に無い断崖絶壁や滝や渓流が現れる。その奥地で渓流の源に当たる高地に出会う。
山から湧き出ている幅狭い浅い流れで毛鉤を投げ込むと魚が面白いほど餌に飛び付いて来る。魚達は個々に生活圏を確保し年間その場に住み着いているのである。そう言う穴場を見付けて毛鉤を岸に沿った日影に投げ込むのである。下流本流での釣りは流れがかなり速く強い上に川幅もある為玉石の上を長靴と胸まであるゴムズボンを履き渓流に逆らって注意深く穴場を求め一日中浅瀬に沿って歩きまわる。
May fly(カゲロウ目属の水生昆虫) の羽虫がハッチする夕刻近くには水面の夕食を魚が浮上して跳ね上がる。十分研究し羽虫に似せた毛鉤を作り釣りをするのが楽しみなのだ。その毛鉤糸を正確に振りかぶり狙った位置に投げ入れる技が渓流釣りの妙味である。
筆者は十分経験を積む年数は無かったのでベテラン友人の技術指導で人生の楽しみを味わった初心者である。


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カゲロウ例