1年間売れなかったEtsyで、最近ようやく流れが変わってきた
Etsyでどうしたら売れるのか。
Printifyはどう使うのか。
Payoneerの設定はこれでいいのか。
広告は出したほうがいいのか。
そういう情報は、たくさんある。
たぶん、探せばいくらでも出てくる。
でも私は、そういう「売り方」の情報を、熱心に追ってきたわけではない。
広告も出していない。
それでも最近、Etsyで少しずつ動きが出てきた。
アメリカから注文が入り、
その方がレビューを書いてくだ去った直後に、
別のアメリカの方がまた買ってくれて、
数日後、スイスの方が、ポール・クレーのバッグを2つ買ってくれた。
それから1週間後に、アメリカ東海岸の方から。
20日間の間に海外から5つのバッグが売れた。
日本のクライアントさんも購入してくださって、
販売数も13になった。
まだ「すごく売れている」と言うほどではない。
でも、たしかに何かが変わってきた感じはある。
最初の1年は、売上ゼロ。
始めたばかりのころは、Printifyで商品を作って、
用意されているモックアップをそのまま使って、
まずはショップに並べていた。
とりあえず置いてみよう。
そんな感じだったと思う。
でも、その状態では、1年間、売上はゼロ。
今振り返ると、商品はあっても、
まだ「店」にはなっていなかったのかもしれない。
この1年で変わったのは、私だけじゃなかった
この空白の1年で変わったのは、私だけではなかった。
AIも進化した。
前は、頭の中にある世界観を、
そのまま商品ページに置くのがむずかしかった。
でも今は、モデルに持たせたモックアップも作りやすいし、
背景も整えられるし、動画にもできる。
前はできなかった見せ方が、
今は前よりずっと自然にできるようになった。
これはかなり大きかったと思う。
売り方より、「どう置くか」を考えるようになった
売れ始める前に考えていたのは、
「どう売るか」ではなかった。
むしろ、
どう置いたら、この商品がちゃんとその商品として見えるのか。
そこだった。
どんな作品を並べるのか。
どんな背景で見せるのか。
どんな空気の中に、その商品を置くのか。
そこを少しずつ整え始めてから、
流れが動き出した気がしている。
たとえばバッグの動画もそうだ。
よくあるのは、ジッパーや容量など、
機能を見せる動画だと思う。
でも私は、モデルにバッグを持たせて、
そのバッグに合う背景の中を歩かせている。
説明しているというより、
そのバッグを持ったときに入る空気を見せている感じに近い。
たぶん、その違いは小さくない。
Etsyって、本当に売れている人がいるんだと思った
Etsyは、日本にいると少し遠い。
売れている人はいるのだろうけれど、
それが本当に自分にも関係のある話なのか、
どこかでずっと半信半疑だった。
でも、自分のショップで動きが出ると、感覚が変わる。
アメリカからレビューが来る。
また別のアメリカの方が買ってくれる。
スイスの方が、ポール・クレーのバッグを2つ買ってくれる。
そういうことが続くと、
「ああ、Etsyで売れている人は本当にいるんだな」と思う。
そして少しだけ、
自分もその流れの端に触れ始めているのかもしれない、と思えるようになった。
おわりに
最初の1年は、ほとんど売れなかった。
でもこの1年で、私の見せ方も、AIの使い方も変わった。
その結果、
売り方を急いで探すより前に、
置き方を整えることが大事だったのかもしれない、と思っている。
いまだに広告は使っていない。
何を、どんな空気の中に置くのか。
そこが少しずつ定まってくると、
商品はただの物ではなく、
少しずつ「店の風景」になっていく。
そして、あとから気づいた。
私がやっていたことは、まったく新しいことではなかったのだと思う。
22年前、渋谷でアパレルの店長をしていた頃も、
私は店長ブログを書き、
店の世界観をつくるためにウインドウディスプレーを考えていた。
店内のディスプレイは、スタッフがつくってくれていた。
今はその役割の一部を、AIが担っている。
使う道具は変わった。
場所も変わった。
でも、世界観をつくるという意味では、
やっていることは、あの頃とあまり変わっていなかった。
人生の伏線回収、面白い。