“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十六通目『差はMCでできる』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十六通目『差はMCでできる』
ステージでのMC。君は何を考えてやっていますか? 何を意識していますか? 何をするべきかわかっていますか?
MCはパフォーマンスとパフォーマンスの間にある「休憩時間」ではありません。
また、「面白いことを言わなきゃいけない」時間でも「笑いを取らなきゃいけない」ところでもありません。
MCは「お客さんの心をステージに引き寄せる」ためのパフォーマンスのひとつです。目的は、ただひとつです。「ここに来てよかった」とお客さんに思わせることです。
必ずしも「上手な話し方」でなくてもいいのです。「完璧な言葉」でなくてもかまわないのです。大切なのは「本当のこと」を話すことです。
まずは「会場に来てくれたことへの感謝」そして、「自分が今感じていること」を伝えるようにしてください。
そして「次の曲を届けたい理由」を話してください。これはかなり重要です。これによって「次の曲がもっと良くなるかどうか」が決まります。
MCは、次の曲のための助走です。「この曲はこんな気持ちで歌います」「この曲を演奏する意味はこうです」「この曲で一緒に盛り上がりましょう」。
そう言われるだけで、お客さんの聴き方は変わります。同じ曲でも、心の準備ができているのと、そうでないのとでは天地ほどの開きができるのです。
つまりMCは、次の曲の感動を大きくする装置なのです。観客の「想像力」を刺激して、曲の背景や気持ちを伝えるだけで観客の心の中で曲の物語を広げてくれるのです。そして、その状態で演奏が始まると、感動は何倍にもなるのです。
ステージのMCでやるべきことは3つです。「来てくれた人に感謝する」「今の気持ちを伝える」「次の曲をもっと楽しめるようにする」。
これができれば、君はMCでライバルと必ず差をつけることができます。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十五通目」は2026年3月4日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十七通目」は2026年3月18日の記事