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村岡桃佳、女子大回転で銀 冬季パラ最多11個記録更新

2026.03.13 14:40

3月12日、ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックのアルペンスキー女子大回転(座位)が行われ、村岡桃佳(トヨタ自動車)が合計タイム2分31秒92で銀メダルを獲得した。これにより、冬季パラリンピックの通算メダル数は11個となり、日本勢単独最多記録を更新した。


1回目の滑走、村岡は直前に滑走したライバル選手の転倒を目の当たりにし、作戦をフルアタックから戦略的な滑りへと変更。1分15秒66のタイムで2位につけた。トップに立ったのはアナレナ・フォルスター(ドイツ)で、その差は0.54秒だった。逆転を狙った2回目は一転してフルアタックで臨んだが、スタート直後の急斜面でバランスを崩して止まりかけるタイムロスが生じ、1分16秒26にとどまった。トップには届かなかったものの、今大会スーパー大回転に続く2個目の銀メダルを手にした。


メダリスト記者会見で村岡は、「昨年2度の大きな怪我を経て今大会を迎えたため不安も大きかった」とした上で、「メダルを獲得できたことでひとまず安心している」と述べた。本命種目である大回転を終えた率直な感想として、無事に終えられたという安堵とともに様々な感情が押し寄せ、気付いたら意識が飛ぶほどやり切った感覚があったことを明かした。これまでの経験の中でも類を見ないほど全てを出し尽くしたレースであり、終了後は食事も喉を通らないほど圧倒的な体力の低下を感じていたという。


冬季パラリンピック日本勢最多となる通算11個のメダル獲得については、自身はメダルの数をそれほど意識しておらず驚きもあるとしながら、最大記録の更新は素晴らしいことだと語った。怪我の影響により時間が限られる中、最も得意とする大回転に焦点を当てて調整を行ってきたため、その種目を終えてほっとしているとも述べた。


3冠達成を逃した悔しさを認めつつも、まだ回転種目が残っているため先のことは何も考えていないと答えた。残る回転種目に向けては、コースが極端に難しいわけではないため自分から攻めていかなければタイムが出ないと分析しており、体が悲鳴を上げている状態ではあるものの、無理やりにでも体を動かして最後まで滑り抜きたいと意気込みを示した。


今回の結果について完全に満足しているわけではないとしながらも、これまでの過程を踏まえれば自分を褒めても良いと思えるレースだったと総括した。