あるゾウの話し
2026.03.18 22:54
今から100年程前(1924年頃)に、ある動物園で起きた話しです。
何十年も、足に鎖を付けられたままのゾウがいた。遠い異国の地から、日本に連れてこられたとき、不安を感じたのだろう。一度だけ暴れてしまった。飼育員から「危険な奴だ」とレッテルが貼られ、それ以来、身体の自由が奪われてしまった。長年、鎖を付けられた足の形は変形してしまった。「目つきが悪い」と言われ、要注意のゾウとして観察され続けた。
あるとき、そのゾウの居場所が、動物園から近くの遊園地に移された。「前評判のようなゾウではないなあ」と遊園地の人たちは思い、足の鎖を外したが、ゾウは落ち着いたままだった。ほどなく温厚なゾウとして、遊園地の人気者となった。
人間同士の社会のなかでも、似たようなことが起きているような気がします。このゾウの悲劇は「そんなことはない。勘違いだ」と喋ることができないことでした。でも、話すことのできる人間でも、大きな組織や、圧倒的な世論の前に沈黙させられている人は、必ずいます。
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