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文学同人「槇の会」ブログ

2026.3月月例報告

2026.03.21 18:48

3月8日(日) 出席者 秋山、宮川、佐藤、沖、吉井、岸本

 2月は雪のために例会が中止になってしまったので、二ヵ月ぶりの例会になりました。

 槇の会通信55号で、千葉県県立中央図書館への納入は部数をしぼり、アンケートをとるという案を出しましたが、吉井さんよりあまり意味がないのではないかという提言があり、寄贈された同人誌の扱いに関しては、各図書館側の裁量に任されており、寄贈されたものを貸し出すかどうか、また利用状況についての問合せには応じられないとする図書館も多く、検索システムで槇が蔵書としてひっかかって来ない市町村への寄贈は辞める方向で一致しました。

 今後は検索システムで確実に槇が置いてある図書館と、同人各位が居住している地域の図書館にのみ寄贈することとなりました。

 同人獲得に向けて積極的にタウン誌などに、働きかけて文芸同人槇の会を取材してもらってはどうかという意見もありました。

 吉井さんの調査によれば、文芸サークルは全国的に高齢化などにより激減しており、全国で20~21くらいしかない。人材の奪い合いになっているのではないかとの事です。新しい同人を確保するための意見が様々出ました。

 受贈誌一覧が必要か? また巻末の同人名簿に住所氏名は必要か? 現代においては住所氏名を載せるメリットよりも個人情報流出のリスクのほうがはるかに高くなってしまっている。見直す時期になっている。

 現状、「編集後記」となっているが、あれは編集後記とは言えないので、例えば「作者からひと言」のようなタイトルに代える。

 作者の本の宣伝が途中に入るのは、あまり品がよくないのでは? 同人の本の宣伝があるのは槇だけ。 とういう意見が出た。広告は巻末でいいのではという意見に対し、一息つけるので読みやすい等の意見も出た。継続協議。

 秋山が槇48号の編集対価として、会計より30,000円頂かせてもらいました。了承願います。

合評

「島崎の言い分」 守宮槐

どうしてこうなったのかが知りたい/こういう小説を組み立てていく想像力がすごい/昔の職場の人間関係を思い出し、いやな気分になった/悪霊払いが出てくるのが唐突な気がした/作者的には楽しく書いた作品ではないかと思う。構成が素晴らしい/コメディタッチのホラーにしたいと思っていた(作者)

「ある愚かしき男の話」 守宮槐

伊勢物語の「高安の女」かな? いろんな話のパロディになっているのかなぁと思った/タイトルがしっくりこないということだったので「あるお調子者の変節」はどうですか? と提案したが却下された/男は居心地のいいところに行く。三人三様で面白い/男ってばかだなぁ。女房は出来ている/主人公、妻、洛北の女……すべてに名前がないのが象徴的。男を洛北にけしかける意図がいまいちわからなかった/マウントをとりたいからに決まっている(作者)

「埋もれてそうろう」 勅使川原正子

山田風太郎っぽい。完結していないので講評は時期尚早/話が大きすぎてこれからどう展開するのか/スピードがありすぎてついていけない感じ/タイトルの「そうろう」は漢字のほうがよくはないでしょうか?/「候」にすると武士っぽくなる。武士だけの話ではないので(作者)

「コーヒーの旅」 酔翁亭梅琴

ジャコウネコのことも知ってるので、私は飲めないかなぁ/博学多才、洒脱な文章。いつか小説も拝読したい/川島氏の話は別のエッセイで単独で紹介したほうがよいのでは? 読み手の興味が移ってしまう/自分の知識だけで書くと読み手がつまらないと思うのではという恐怖感で徹底的に調べる。にわか仕込みの知識なのでひと月もすると忘れてしまう(作者)

「あぁ、米沢や、米沢や」 酔翁亭梅琴

リンゴを盗みにいくところが面白い/最上川舟唄を初めて聴いたときは感動した/リンゴは色が変わるほど消毒されていて本当の色がわからない(作者)

吉井さんが最上川舟唄を生で披露してくれました。私と佐藤さんは特等席で聴かせていただきました。吉井さんありがとうございました!

次回、例会は4月12日(日)です。場所はサンプラザ市原ではなく、「やわたパレット和室1」になります。https://www.yawata-palette.jp/

合評作品は「佐藤さん、聞いて……」勅使川原正子、「受動喫煙」麻生悠子、です。時間があれば槇48号より「慶長遣欧使節とルイス・ソテロ(二)」と「青い星」をやります。4月は年度初めということもあり、会計報告、事業計画等も示しますので、可能な方はできるだけ出席していただければと思います。

最後に乾さんの近況です。3月6日にリハビリで転院した九十九里病院を退院なさったそうです。身体の回復具合は順調だということらしいので安心しましたが、ただしばらく東千葉メディカルセンターに通わないとならないそうで、槇の会の例会はもうしばらくお休みだということです。三ヶ月半に及ぶ入院生活から解放された喜びが綴られていました。よかったですね!

文責 秋山