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村島弘之's Ownd

前回、「やる気を引き出す関わり方」について書きました。

2026.03.24 07:41

前回、「やる気を引き出す関わり方」について書きました。

安心できる場をつくること。

小さな変化を見つけること。

選び、考える機会をつくること。

それらの積み重ねが、子どもの内側にあるやる気を引き出していきます。

けれど現場に立っていると、もう一つの現実に向き合うことになります。

「途中でやめてしまう子」です。

最初は楽しそうに通っていた。

やる気もあった。

それでも、ある時期から足が遠のいていく。

なぜ、そのようなことが起こるのか。

今回は、「やめてしまう子に共通すること」について考えてみたいと思います。

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まず感じるのは、「自信の低下」です。

できないことが続く。

うまくいかない経験が重なる。

その中で、「自分には無理だ」という思いが少しずつ積み重なっていく。

最初は小さな違和感でも、

やがてそれは「やりたくない」という気持ちに変わる。

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次に、「比較による苦しさ」。

周りの子と比べてしまう。

あの子はできるのに、自分はできない。

その差を感じ続けることは、子どもにとって大きな負担です。

本来は自分のペースで成長していくはずが、

いつの間にか「他人基準」になってしまう。

その状態では、続けることが苦しくなるのも無理はありません。

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そして、「目的の見失い」。

なぜ剣道をやっているのか。

最初は楽しかった。

体を動かすのが好きだった。

友達がいた。

けれど、結果や評価ばかりに意識が向くようになると、

その原点が見えなくなる。

意味が分からなくなったとき、人は離れていきます。

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では、どうすればいいのか。

大切なのは、「戻れる場所」をつくることです。

一度離れそうになっても、

また戻ってきてもいいと思える環境。

できなかったことを責めるのではなく、

戻ってきたことを認める。

その一言が、次の一歩を支えます。

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また、「小さな成功体験」を意識的につくること。

難しいことばかりではなく、

できることにも目を向ける。

一つできた。

少し前に出られた。

その積み重ねが、「続けられる感覚」をつくります。

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そして何より、「関係性」です。

この人となら、続けたい。

この場所なら、また来たい。

そう思える関係があるかどうか。

技術以上に、そこが大きく影響します。

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子どもは、理由なくやめるわけではありません。

必ず、そこに何かのサインがあります。

その小さな変化に気づけるかどうか。

それが、指導者としてとても大切な視点です。

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剣道を通して育てたいのは、

「続ける力」です。

うまくいかないときでも、

少し立ち止まりながらでも、

それでもまた戻ってくる力。

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その力は、環境と関わりの中で育っていきます。

だからこそ、今日の一言。

今日の関わり方。

その一つ一つを大切にしていきたいと思います。

次回は、「子どもが自ら動き出す瞬間」について書いていきます。

やらされるのではなく、自分から動き出すとき。

そこに何が起きているのかを、少し深く見ていきたいと思います。