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棒高跳の旅 in アメリカ・ヒューストン 第4話

2019.03.11 01:35

今回はヒューストンを飛び出して、アラバマ州バーミンガムへ、全米室内学生選手権に行ってきました!



この試合には12月から2月までの間に開催された大会の記録、上位16人に出場権が与えられます。

今回は男子5m50、女子4m32以上の選手に参加権が与えられました。  


【3月8日男子棒高跳】 

LSU大のMondo選手が記録した5m92に続き、計5名が5m70以上の記録をこの冬にクリアしています。 

試合開始17:30に向けて、試合開始2時間半前から選手とコーチたちが会場にやって来ました。 

試合開始1時間前になると選手が入場し、助走合わせを始めました。 

ちなみにNCAAルールの試合では、公式練習はありません。ゴムバーの高さを随時申告しながら跳躍練習を行っていきます。 


試合開始は5m33。10センチ刻みでバーが上がり、5m53からは5センチ刻みでバーが上がりました。 

5m68にバーが上がった時点で残り9選手。 

この高さには6選手が挑戦、3選手(Mondo選手、Nilsen選手、Hussain選手)がパスをしました。 

そしてこの5m68をクリアしたのは、6選手中Texas A&MのJacob選手のみ! 


5m68から5m73へとバーが上がろうとしたところで、トラブル発生! 

審判団が集合して何やら話をしています。 


なんと5m68のバーのはずが、5m73にバーを設定していたとのことで・・・。

5m68を再度行うことに!!  

先ほど5m68(実際は5m73)を失敗し落ち込んでいた5選手は、再度5m68に挑戦! 

ここで5m83の自己記録を持つAkron大学の4年生Matthew選手が3回目にクリア! 


残り5選手となり、バーの高さは5m73に上がりました。 

5m68時に5m73のバーをクリアした唯一の選手Jacob選手は、自動的に5m68をパス、5m73クリアという判定になりました。 

そしてこの高さをMondo選手が1回目にNilsen選手が3回目にクリア!  

いよいよ残り3選手(Mondo選手、Nilsen選手、Jacob選手)となり、バーは5m78に上がりました。 

この高さをMondo選手が2回目にクリア、Nilsen選手は失敗。 

Jacob選手は2回失敗したのちに、パスし次の5m83へ挑戦します。  


5m83の1回目。 Mondo選手が一発でこの高さをクリア! 

Jacob選手はこの高さ失敗し、Mondo選手の優勝が決定しました。  

この後、5m94の今季世界最高、大会新記録への挑戦が始まりました。 

残念ながら5m94はクリア出来ませんでしたが、Mondo選手が1年生にして全米学生選手権を優勝しました!  


【3月9日女子棒高跳】 

2日目は女子棒高跳が行われました。 

注目は4m68、4m60、4m41の自己ベストを持つArkansas大の3人トリオ!  

こちらも試合開始1時間前の15:00に選手が入場し、助走合わせを開始しました。 

ここで昨日と違った点は、中間マークの位置。 

女子は6歩前で置く選手と、4歩前で置く選手がいました。 


試合開始は4m16。4m36まで10センチ刻み、その後5センチ刻みでバーが上がります。 

4m46には6人が挑戦し、この高さを4名、Arkansas大の3人と、San Diego State大のBonnie選手がクリアしました。 

この時点でのトップはBonnie選手、2~4位にArkansas大トリオ。 


続く4m51の1回目は4選手共に失敗。

2回目の試技、Arkansas大のJacobus選手が失敗、続くBonnie選手が成功。 

ここでArkansas大のHoggard選手はこの高さをパス。 

続く3回目にJacob選手がこの高さをクリアして、次の高さへ3人が進みました。 


Jacob選手は4m56をパス、Bonnie選手が1回目に4m56をクリア! 

ここでHoggard選手もこの高さをパスし、4m61に3名共に進みます。 


4m61の1回目は3名ともに失敗。 

2回目、ここでJacob選手が見事に成功!

初めてJacobus選手がトップに立ちました。 

その後、残りの2名ともにこの高さをクリアできず、Jacob選手の優勝が決まりました。  

この棒高跳で3名入賞し大量得点を獲得したArkansas大は、このまま全米学生室内総合優勝となりました!