オリンパス OM-1
今時フィルムカメラを持ち歩いていますと、結構「ウチに使ってないカメラあるからあげるよ」というお申し出を頂きます。
元々は写真が好きでよく使っていたけど、デジタルに移行してからフィルムは全く使わなくなった・・・・
恐らくカメラ好きの95%(99%くらいか?)くらいはこういう状況かと思われます。
しかしかつては愛用していたカメラを、そのまま防湿庫に入れたまま忘れ去っていったり、ましてや捨てたり売却したり・・・ってことには皆さん抵抗があるのでしょう。
「誰か使ってくれるなら・・・」ということで白羽の矢を立ててくださるようです。
僕はそういうご厚意は全く遠慮せずに受けることにしていますし、礼儀として頂いたカメラは最低1本でもフィルムを入れて撮影することにしています。
基本僕はコレクターではありませんので、名機と言われる機種でも躊躇いなく街頭に持ち出します。
今回ご紹介するオリンパスOM-1もそんな経緯で知人から譲り受けました。
しかも50mmf1.4と、銘玉と言われる100mmf2もセットで頂きました。
僕のカメラの師匠に見せますと、何でも初期の「Mシステム」と刻印された希少品なんだとか。
さっそくフジのSUPERIA PREMIUM 400を詰めて撮り歩きに出かけました。
ちょうどその頃、僕の職場にアルバイトに来ていた大学生の女の子が、大学の実習でフィルムカメラを使う授業があり(彼女は芸術系の大学に在学していました)、CANONのAE-1を購入したとのことで、一緒に撮り歩きに付き合ってもらいました。
それならば・・・と僕の住んでいる街を案内がてら撮り歩くことにします。
僕はもう散々撮り歩いた街ですが、それでもやはり古くからあるこの街は被写体にこと欠きません。
僕は写真を撮る時はほとんど一人で出歩くのですが、誰かと一緒ですと、それぞれ引っかかるところが違い、そこがとても興味深く感じます。
感性は人それぞれ。
しかも僕の半分以下の年齢で、芸術系の大学に通う若者がレンズを向けているのは、全く僕の興味の対象外のものばかりです(笑)
それが写真の面白さでもありますね。
大抵僕が引っかかるものってこんな物ばかりですが(笑)
普段はあまり一眼レフは使いませんが、レンジファインダーに比べて寄れるのがありがたいですね。
歩き疲れたので、商店街の中にある古い喫茶店で休憩します。
ちょうど梅雨時で、終日どんよりした空模様でしたが、ちょっとだけ夏の予感も感じることの出来たいい一日でした。
今回は50mmオンリーでしたが、中望遠レンズでのスナップも結構楽しいものですし、今度は100mmも持ち出してみたいと思います。