【トランペット】部品で音がかわる?
トランペットはとても繊細な楽器です。
掃除をしてなかったり、お手入れをさぼると楽器の状態は悪くなっていきます。
また、いい状態の物でも、楽器の部品を少し変えるだけで、吹奏感がかわります。
特に軽めの楽器ではかなりわかりやすく影響でます。
ここでは楽器を買ったあとでも手軽に出来る、楽器の音色を変える方法について考えてみます。
掃除
特にマウスピースを入れたところのギャップ部分は非常に大事です。
ここが汚い場合はきれいにすると音色が変わります。
毎日練習後にスワブ通しておくなどの、日頃のメンテナンスも大切です。
マウスピースを変える
まずはマウスピースを確認することが手っ取り早いはずです。
リムの口径、深さ、カップの形状、スロートからバックボア、ギャップの距離などこだわればこだわるほど深く追求することができます。
バルブオイルやグリスなどを変える
バルブオイルなどを変えるだけでも意外と違いが出てきます。
サラサラなものやネットリしたものがあり、僕は軽い楽器にはサラサラしたものを使っています。
YAMAHAのオイルだとヴィンテージ(ねっとり)からスーパーライト(さらさら)まで4段階あります。
お好みにあったテクスチュアーのものを探してみてください。
オイルについてはこちらの記事で詳しく書いてあるのでご覧ください!
ここからは部品を変えて音や吹奏感を変えます!
メーカーや個体によって部品が楽器と合わない場合などもあるので買うときに注意が必要です。
唾抜きのバネ
まずは唾抜きのところのバネが劣化していませんか?
していたら新しいものに変えましょう。
また、ここのバネに金メッキをかけたりすることもあります。
そして、このバネを支えるネジがあると思うのですが、このネジの閉め具合はかなり音に影響します。
緩めすぎると、バネが外れるので調節範囲は一番閉めたところから180°くらいまでが良いと思います。
↓YAMAHA EMの唾抜き バネちょっと変えてます
ピストンのボタン
これも簡単に変えることができます。
楽器屋さんに色々なものが売っていますので、それを買ってくれば良いだけです。
見た目の為に変える方もいますが、実際に吹き心地も変わると思います。
この場合買う際に、自分の楽器に合うものなかのかちゃんと確認しましょう。
また、物自体を変えなくても、ボタンの順番を入れ替えるだけでも違いがあります。
(ピストン本体は入れ替えないでくださいね!笑)
ピストンのバネ
ピストンの中にあるバネですが、これについても材質やメッキ加工を変えることで、分かりやすく音が変わります!
↓左がYAMAHA EM 右がVAN LAAR ボブフィンドレー
ボトムキャップ
ボトムキャップも楽器屋さんに色々な物が売っていますので、簡単に試すことができます。
ネジを変える
唾抜きのネジもですが、3番管についているネジについても他のものに変えることで音が変わります。
市販の楽器をみてみてもそれぞれメーカーなどにより形に若干の違いがあります。
↓YAMAHA EMの3番管のネジ
バルブアライメント
これをすることで、楽器のピストンの高さなどの微調整ができます。
これに関しては音色を変えると言うより、楽器のピッチ感や吹奏感に影響があると思います。
以上、自分で出来る簡単なものだけ書いていきました。
基本的に、楽器はそれぞれちゃんと考えて作ってあります。
ので、あまり安易に改造するのも逆効果になるかもしれません。
しかし、どこをいじるとどうなるか。少しでも知識が増えれば楽しいですよね!
楽器についてあと一捻りしたい人は試してみてください(^-^)
↓プレーヤープロフィール