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生命の暗号

2019.03.11 02:43

DNAというのは先祖から受け継いできたもの、に間違いはないと思うのですが、では私達はDNAに縛られてこの人生を生きていくしかないのでしょうか。

こんな本の一節をご紹介です。

『数十年前までは「遺伝」といえば「それは遺伝だからしかたないよ」などと、親の代から受け継がれた宿命的なものとして、比喩的にとらえられるくらいでした。「遺伝だから、いまさらジタバタしたって、どうしようもない」という意味でもありました。

しかし、最近の遺伝し研究から、すごいことが一つわかってきました。遺伝子は生命に関係しているので、新発見は私たちにとってどれもみなすごいことなのですが、読者のみなさんにとって直接関係があるという意味ですごいと思われるのは「遺伝子のはたらきは、それをとりまく環境や外からの刺激によっても変わってくる」ということです。正直にいえば、それまで眠っていた遺伝子が目を覚ますこともあるのです。』

「生命の暗号」筑波大学名誉教授 村上和雄 サンマーク出版

「それをとりまく環境や外からの刺激」によってDNAのはたらきのスイッチがONになったりOFFになったりするというのですから、これはもう聞き逃せません。DNAを内包する細胞核、そしてそれを包括する細胞膜、またそこにある水。考えただけでワクワクしてきます。

(続きはまた。笑)