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Bellydance Najm Fukuoka

夢のような現実で始まる朝

2026.03.28 08:18

2026年3月11日。


また夢を見た。

あの【シリーズで現れる夢】の一つ、トイレの夢だ。

私はどこかの土地でトイレを探していた。


日本ではないような、でもどこか現実にもありそうな場所。

入るとそこは、トイレというより大きなロビーのような空間だった。

ゆったりとしたソファーが並び、人々がくつろいでいる。

なぜか男性もいる。


そのスペースを抜けると、トイレの個室が現れる。

だが現実のように整然と並んでいるわけではない。

とても広い空間に、ランダムに個室が配置されている。


扉を開ける。

けれど使えない。

空いていたと思ったら、誰かに先を越される。


また別の扉を開ける。

そこも使えない。


私は広い空間を歩き回り、使えるトイレを探している。

やっと空いているエリアを見つけた。

だがそこはすべて和式だった。

しかもあまり清潔ではない。

これでは使えない。

そう思い、また探す。


別のルートを見つけて進んでいくと、

そこにも個室がある。

だが奥に大きなくり抜き窓があり、

通りに立つ人たちが見える。


距離は遠い。

それでも、見られている気がする。

そこも避ける。

私はぐるぐるとトイレを探し回る。


その時ふと思う。


「これ、夢でよく見るやつだ」

夢の中で、そう思う。

本当に夢で見たものとそっくりだと思う。

そしてその夢は、トイレだけでは終わらない。


私は逃げている。

ある人たちから逃げていた。

世間一般の常識。

世間一般の考え方。

世間一般の倫理観。

そんなものから逃げていた。


なぜこの設定になったのか分からない。

そのドラマを見直したわけでもないし、

普段思い出すこともない。


けれど夢の中で私は、

昔見たあるドラマの主人公の立場になっていた。

私は少年と一緒に逃げていた。



はっと目が覚める。

時計を見る。

6時45分。

ああ、やってしまった。



本当は5時に目を覚ましていた。

けれど朝の空気がとても冷たく、起きる勇気が出なかった。

毛布にくるまり、もう少しだけと思って目を閉じた。

そのまま眠ってしまっていたのだ。


急いで飛び起きる。

着替え、顔も洗わず家を飛び出す。

完全に遅刻だ。


車に乗り、エンジンをかける。

すると窓ガラスが真っ白だった。

凍りついている。

気温2度。


ワイパーでこすっても落ちない。

エアコンの霜取りを最大にする。

それでもなかなか溶けない。

こんな急いでいる時に。

イライラしてしまう。


まるで夢の中のようだ。

また夢の中のようだと思う。

でもこれは現実だ。


ワイパーを動かし、霜をこすり落とす。

ガリガリと音がする。

少しずつ剥がれていく。


その瞬間、とんでもなく明るい朝日が目に飛び込んできた。

驚くほど眩しい。

太陽が大きい。

本当に夢じゃないのか。

何度もそう思う。


そう思いながら、車をスタジオへ走らせる。

スタジオに着く。

7時20分。



ああ、20分も遅刻してしまった。



痛む身体。

冷たい床。

私はストレッチをしようとカバンからテニスボールを取り出す。


その瞬間、嫌な予感がする。

ああ。

またやってしまった。



お財布がない。

昨日出かけた時、カバンを変えていた。

お財布を入れ替えるのを忘れていたのだ。



悪い夢みたいだ。

夢だったらどんなにいいだろう。

でもこれは現実。


仕方なく、まだ寝ている家族にメールを送る。

「本当にごめん。

起きたらスタジオまでお財布を届けてくれないかな」

スタジオの地図を添付する。



そんなこんなで。

現実のような夢を見て、

夢であってほしいような現実で始まった水曜日の朝。



痛む身体で、私はスタジオに立っている。



さあ、今日も土台を見直す時間。

なかなかうまくいかず、

暗礁に乗り上げているように見える。



それでもいい。

ほんの髪の毛ほどでもいい。

微生物ほどの大きさでもいい。

前に進みたい。