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令和8年3月 月例インターネット句会 Vol.169

2026.03.30 15:00

木暮陶句郎 選

◎特選 10句

盆梅の鏡に匂ふ理髪店(星野 裕子)

春の水ゆたかに鯉をひるがへし(アンサトウ)

春愁や岬に海鵜捕獲場(小川 りつ)

逃げ水やプランなく生き今の俺(太田 直史)

紫雲英畑新幹線の通過音(安部 呑歩)

菜の花の風を分けゆく一輪車(杉山 加織)

呟きにナビの応へる春の昼(中島 圭子)

水の辺に下りきし蝶の黄八丈(太田 直史)

卒業の部室に残す走り書き(木村 佑)

春愁や手持無沙汰のゴリラの眼(太田 直史)

桜散る音楽室の肖像画(鈴木由里子)

東日本大震災忌の水平線


○入選 37句

テトラポッドへ敵討つごと春怒濤(小川 りつ)

春眠の覚めて一句を走り書き(中島 圭子)

春泥や喧嘩も遊び帰り道(太田 直史)

烏帽子失せ恥づかしさうな男雛かな(小暮 蓮生)

おさがりのスーツだぶだぶ入学子(佐々木一栗)

東風吹いてざわめく雑木林かな(安部 吞歩)

語り部の訛り丸出し春早し(鷹見沢 幸)

春昼のプリン・ア・ラ・モードの楕円(木村 佑)

筆箱の中にひとひら花びらも(吉田 春代)

閉校の校旗をたたむ鳥曇(星野 裕子)

春光や下れば川の音増して(中島 圭子)

ひろそ火の火永久に燃えよ四方の春(岩佐 晴子)

春泥を踏み締め五千石の句碑(鷹見沢 幸)

水音や光に揺るる花馬酔木(アンサトウ)

菜の花を咲かせて青き地球かな(木村 佑)

石段を下りた処に農具市(原田 孔席)

春愁や進むことなき氷川丸(星野 裕子)

伏流水の豊かな音や芹育つ(高橋ちとせ)

雪解水木つ端のダムをいま突破(佐々木一栗)

麗かや回転木馬に跨つて鈴木由里子)

さよならの涙うけとめ犬ふぐり(堤 かがり)

老木の桜芽吹きて風やさし(アンサトウ)

雨上がり膨らむ彼岸桜かな(佐藤 聡)

初音聞く古刹に続く道すがら(清水 檀)

耕や軽のハッチは開けたまま(高橋 菜活)

冴え返る利用決まらぬ廃校舎(岩佐 晴子)

碧空や白木蓮の雲の湧く(小暮 蓮生)

東雲の鼓動紫雲英の田を揺らし(安部 吞歩)

カフェラテを一口春の句会かな(鷹見沢 幸)

声に出し読みたきポエム花杏(アンサトウ)

水底にをどる日の斑や春の水(原田 孔席)

風の声水の声きく野水仙(吉田 春代)

花ミモザ真皮潤す美容液(小川 りつ)

震災や勿忘草の海静か(中島 圭子)

武士の世を偲ぶ古刹の落椿(清水 檀)

杖置きて輪投げに夢中山笑ふ(堤 かがり)

子の寮へ春泥の坂くだりけり(鷹見沢 幸)


互選

6点句

菜の花の風を分けゆく一輪車(杉山 加織)


5点句

盆梅の鏡に匂ふ理髪店(星野 裕子)

閉校の校旗をたたむ鳥曇(星野 裕子)

蒲公英や身軽な君の放浪記(下境 洋子)

春昼のプリン・ア・ラ・モードの楕円(木村 佑)


4点句

点滴のぽとりと一つ春の雨(吉田 春代)

ペン先の向かふ側にも風光る(星野 裕子)

啓蟄や少女のやうな君がゐて(高橋 菜活)


3点句

啓蟄や地中の鼓動のふと聞こゆ(永 豪敏)

水底にをどる日の斑や春の水(原田 孔席)

陽春を食む新作のカンパーニュ(高橋 菜活)

碧空や白木蓮の雲の湧く(小暮 蓮生)

菜の花を咲かせて青き地球かな(木村 佑)

たんぽぽが好き笑ひ合つてる君が好き(杉山 加織)


2点句

呟きにナビの応へる春の昼(中島 圭子)

春愁や手持無沙汰のゴリラの眼(太田 直史)

蒲公英や吾はここで根を張りて生く(下境 洋子)

廃田に星宿るごと犬ふぐり(佐々木一栗)

改札を春のコートで通り抜く(秋元 さよ)

杖置きて輪投げに夢中山笑ふ(堤 かがり)

紫雲英畑新幹線の通過音(安部 呑歩)

卒業の部室に残す走り書き(木村 佑)

東日本大震災忌の水平線(木村 佑)

思ひ出てふ制服を脱ぎ卒業す(杉山 加織)

たんぽぽ野なる園児らの地平線(木暮陶句郎)

青空の傷付き易し雲雀東風(木暮陶句郎)

女優くる春一番を翻へし(木暮陶句郎)

風の声水の声きく野水仙(吉田 春代)

春日和猫には猫の影があり(星野 裕子)

耕や軽のハッチは開けたまま(高橋 菜活)


1点句

夕がすみ能登半島を包みたり(竹俣 修)

ピアニストの赤しスカート春きざす(竹俣 修)

五十年娘らを想ひて雛飾る(永 豪敏)

杉の花山は火種の色宿す(稲葉 京閑)

桜咲く凸凹道の近道に(吉田 春代)

春愁や進むことなき氷川丸(星野 裕子)

御神木仰ぎ春思を放りたる(小川 りつ)

春眠の覚めて一句を走り書き(中島 圭子)

春泥や喧嘩も遊び帰り道(太田 直史)

逃げ水やプランなく生き今の俺(太田 直史)

ふかふかと雲遊ばせて春の空(清水 檀)

あなたには白磁が似合ふ紅椿(清水 檀)

武士の世を偲ぶ古刹の落椿(清水 檀)

蒲公英のわたげポポッと旅立ちて(下境 洋子)

落椿手柄など無き陽気な父(下境 洋子)

アスファルト割り我先に耳菜草(高橋 菜活)

落ちてなほ椿は天を仰ぎけり(さくら悠日)

蓬蓮草胡麻和へが好き老いの卓(岩佐 晴子)

烏帽子失せ恥づかしさうな男雛かな(小暮 蓮生)

嬰児の泣き声止みて木の芽風(小暮 蓮生)

花菜風サッカーボール追ふ子供(小暮 蓮生)

春風やいつせいのーで干すシーツ(佐々木一栗)

野遊びや電池切れごと眠る吾子(佐々木一栗)

楽しみの録画は消えて木瓜の花(秋元 さよ)

麗かや回転木馬に跨つて(鈴木由里子)

東雲の鼓動紫雲英の田を揺らし(安部 呑歩)

土の春種蒔く母の手の祈り(安部 呑歩)

春泥を踏み締め五千石の句碑(鷹見沢 幸)

カフェラテを一口春の句会かな(鷹見沢 幸)

春の水ゆたかに鯉をひるがへし(アンサトウ)

声に出し読みたきポエム花杏(アンサトウ)

手を繋ぐ甘さは知れず恋の猫(木村 佑)

木の芽風迦陵頻伽の舞ひあがる(木暮陶句郎)


互選結果

◎稲葉京閑 選

(36) 閉校の校旗をたたむ鳥曇

(79) 紫雲英畑新幹線の通過音

(83) 菜の花の風を分けゆく一輪車

(95) 呟きにナビの応へる春の昼

(119) 風の声水の声きく野水仙


◎小川りつ 選

(15) 陽春を食む新作のカンパーニュ

(26) 春昼のプリン・ア・ラ・モードの楕円

(36) 閉校の校旗をたたむ鳥曇

(92) ペン先の向かふ側にも風光る

(119) 風の声水の声きく野水仙


◎小須賀正幸 選

(7) 点滴のぽとりと一つ春の雨

(17) 蓬蓮草胡麻和へが好き老いの卓

(76) 楽しみの録画は消えて木瓜の花

(108) カフェラテを一口春の句会かな

(131) 廃田に星宿るごと犬ふぐり


◎星野裕子 選

(28) たんぽぽ野なる園児らの地平線

(42) 蒲公英や身軽な君の放浪記

(102) 碧空や白木蓮の雲の湧く

(117) 水底にをどる日の斑や春の水

(140) 女優くる春一番を翻へし


◎岩佐晴子 選

(8) 盆梅の鏡に匂ふ理髪店

(82) 手を繋ぐ甘さは知れず恋の猫

(98) 落椿手柄など無き陽気な父

(125) 武士の世を偲ぶ古刹の落椿

(128) 落ちてなほ椿は天を仰ぎけり


◎中島圭子 選

(18) 烏帽子失せ恥づかしさうな男雛かな

(28) たんぽぽ野なる園児らの地平線

(83) 菜の花の風を分けゆく一輪車

(99) 耕や軽のハッチは開けたまま

(134) 杖置きて輪投げに夢中山笑ふ


◎小暮蓮生 選

(2) 夕がすみ能登半島を包みたり

(7) 点滴のぽとりと一つ春の雨

(27) 思ひ出てふ制服を脱ぎ卒業す

(36) 閉校の校旗をたたむ鳥曇

(114) ピアニストの赤しスカート春きざす


◎下境洋子 選

(40) 逃げ水やプランなく生き今の俺

(46) 嬰児の泣き声止みて木の芽風

(55) たんぽぽが好き笑ひ合つてる君が好き

(83) 菜の花の風を分けゆく一輪車

(138) 東日本大震災忌の水平線


◎竹俣修 選

(3) 五十年娘らを想ひて雛飾る

(42) 蒲公英や身軽な君の放浪記

(70) 蒲公英や吾はここで根を張りて生く

(110) 卒業の部室に残す走り書き

(117) 水底にをどる日の斑や春の水


◎佐々木一栗 選

(8) 盆梅の鏡に匂ふ理髪店

(26) 春昼のプリン・ア・ラ・モードの楕円

(27) 思ひ出てふ制服を脱ぎ卒業す

(124) 春愁や手持無沙汰のゴリラの眼

(134) 杖置きて輪投げに夢中山笑ふ


◎太田直史 選

(15) 陽春を食む新作のカンパーニュ

(36) 閉校の校旗をたたむ鳥曇

(43) アスファルト割り我先に耳菜草

(117) 水底にをどる日の斑や春の水

(135) 土の春種蒔く母の手の祈り


◎木村佑 選

(71) 啓蟄や少女のやうな君がゐて

(95) 呟きにナビの応へる春の昼

(102) 碧空や白木蓮の雲の湧く

(120) 春日和猫には猫の影があり

(140) 女優くる春一番を翻へし


◎吉田春代 選

(13) ふかふかと雲遊ばせて春の空

(14) 蒲公英のわたげポポッと旅立ちて

(31) 啓蟄や地中の鼓動のふと聞こゆ

(42) 蒲公英や身軽な君の放浪記

(124) 春愁や手持無沙汰のゴリラの眼


◎清水檀 選

(42) 蒲公英や身軽な君の放浪記

(48) 改札を春のコートで通り抜く

(83) 菜の花の風を分けゆく一輪車

(102) 碧空や白木蓮の雲の湧く

(112) 青空の傷付き易し雲雀東風


◎佐藤聡 選

(55) たんぽぽが好き笑ひ合つてる君が好き

(63) 桜咲く凸凹道の近道に

(70) 蒲公英や吾はここで根を張りて生く

(71) 啓蟄や少女のやうな君がゐて

(92) ペン先の向かふ側にも風光る


◎高橋ちとせ 選

(7) 点滴のぽとりと一つ春の雨

(12) 春泥や喧嘩も遊び帰り道

(77) 麗かや回転木馬に跨つて

(83) 菜の花の風を分けゆく一輪車

(103) 野遊びや電池切れごと眠る吾子


◎さくら悠日 選

(25) 春の水ゆたかに鯉をひるがへし

(52) 春泥を踏み締め五千石の句碑

(71) 啓蟄や少女のやうな君がゐて

(92) ペン先の向かふ側にも風光る

(138) 東日本大震災忌の水平線


◎鷹見沢 幸

(8) 盆梅の鏡に匂ふ理髪店

(26) 春昼のプリン・ア・ラ・モードの楕円

(41) あなたには白磁が似合ふ紅椿

(47) 春風やいつせいのーで干すシーツ

(99) 耕や軽のハッチは開けたまま


◎高橋菜活 選

(8) 盆梅の鏡に匂ふ理髪店

(54) 菜の花を咲かせて青き地球かな

(79) 紫雲英畑新幹線の通過音

(112) 青空の傷付き易し雲雀東風

(131) 廃田に星宿るごと犬ふぐり


◎永豪敏 選

(7) 点滴のぽとりと一つ春の雨

(11) 春眠の覚めて一句を走り書き

(36) 閉校の校旗をたたむ鳥曇

(83) 菜の花の風を分けゆく一輪車

(110) 卒業の部室に残す走り書き


◎アンサトウ 選

(26) 春昼のプリン・ア・ラ・モードの楕円

(64) 春愁や進むことなき氷川丸

(66) 御神木仰ぎ春思を放りたる

(88) 杉の花山は火種の色宿す

(107) 東雲の鼓動紫雲英の田を揺らし


◎秋元さよ 選

(36) 閉校の校旗をたたむ鳥曇

(55) たんぽぽが好き笑ひ合つてる君が好き

(109) 声に出し読みたきポエム花杏

(120) 春日和猫には猫の影があり

(130) 花菜風サッカーボール追ふ子供


◎鈴木由里子 選

(42) 蒲公英や身軽な君の放浪記

(48) 改札を春のコートで通り抜く

(54) 菜の花を咲かせて青き地球かな

(71) 啓蟄や少女のやうな君がゐて

(92) ペン先の向かふ側にも風光る


◎杉山加織 選

(8) 盆梅の鏡に匂ふ理髪店

(15) 陽春を食む新作のカンパーニュ

(26) 春昼のプリン・ア・ラ・モードの楕円

(54) 菜の花を咲かせて青き地球かな

(84) 木の芽風迦陵頻伽の舞ひあがる