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Fashion source: Daily Journal

映画『シュガーマン 奇跡に愛された男』(2013)鑑賞。

2019.03.11 13:55

 来月の1D1Uのテーマは、「Inspiration」なので、「Inspiration」と検索してたら、「インスピレーションを得るためにすることリスト」があり、そこに、Watch "Searching for Sugar Man"とありましたので、さっそく観てみました。

 70年代デトロイト、忽然と姿を消した幻のシンガー、ロドリゲス。アメリカでは売れなかったのに、地球の裏側の南アフリカでは、100万枚の大ヒットをしていたのです! でも、インターネットのない時代。本人もそんなことは知らず、しかも、ステージ上で自殺をしたなんて話も独り歩きするくらい、謎に包まれた人物になっていました。印税もどこに行ってしまったのでしょうか? そんなとき、ある人がロドリゲス探しを始めるのです。そのドキュメンタリーとなっています。以下ネタバラしますので、お気を付けください。(笑)

 泣けました。「夢が叶う」瞬間を追体験してしまいました。しかし、本人は夢が叶った瞬間でも、地に足ついている。それはなぜなのか? ここ、自己基盤ではないでしょうか。特に、建設現場の同僚の証言が物語っていました。

「彼は、仕事への態度が人とは違った。とても真面目で神聖な行為と考えてる。日に8~10時間泥まみれで働いていた。でもスーツで来るんだ。真の詩人や芸術家のように不思議な資質を持っていた。平凡な日常を超え物事を高尚にできる。世の中はくだらん凡人ばかりだ。芸術家こそが世の中を変えられる。音楽でダメだったとしても根性は変わってない。新たな居場所を社会に見つけ溶け込んだ。向上しようとした」

 結果論かもしれませんが、こういう姿勢が、自動的に夢が叶うような流れを生み出していたのでしょうか。宇宙の不思議です。映画にまでなって、第85回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得し、78歳でもまだご健在で歌っているロドリゲスさん。日々の日常、どんなことをしていても、向上心を持って生きていくこと。クリエイティブに生きること。好きなことを淡々と続けていくこと。そうしたら、いつか自動的に夢が叶うかもしれない! 私もそんな毎日を過ごしているほうなので、なんだか勇気ももらえました。映画の中で、何度も流れてくる、ロドリゲスギター&ヴォイスにも癒されました。オススメです!