カウンターを上から支える手すり
2019.03.12 00:00
こんにちは。住まいのおせっかい家です。
トイレに手すりが最初から、ついている住まいも増えてきましたが、まだまだ手すりがない場合も多いです。
座っているところから、立ち上がるので、縦手すりがついている場合がほとんどですね。
介護保険の住宅改修工事で、トイレに手すりを取付けました。
通常なら、L型の手すりを取付ける場合が多いのですが、今回、カウンター材と縦手すりの組合せた形状を、提案させて頂きました。
その理由を3つあげました。
1.カウンター材だと、便器に座っている時の肘掛になるので、身体が安定する。
2.カウンター材に手をついて、手すりのように使えるので、便器に座る前でも使える。
3.L型手すりに比べて、手すりの存在感が小さくなるので、気分的に年寄りな感じがしない。
最後の3つ目は、意外と重要なポイントです。
手すりだらけの住まいにしてしまうと、見た目で、何だか自分が老いているような気持ちになりがちです。
手すりのように感じないカウンターの方が、モノを置いたりも出来て便利なので、棚を取付けた気持ちになります。
機能は、L型手すりよりあるのに、見た目はそんな感じがしないのです。
目から受ける刺激は、大きいので重要なんですよ。
カウンター材は、L型のブラケットで、壁に固定します。
それだけで支えるのではなく、縦手すりで、上に引っ張るようにして、強度を高めます。
その時、重要なのが、カウンターに手すりが埋め込める穴を掘る事なんです。
カウンターの下からビスでとめるだけでなく、カウンターに穴を掘る事によって、手すりが横方向からの力にも安定するようになります。