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ジャンプ15号の話しをほどほどに……

2019.03.11 12:27

ほどほどにいきます。

ほどほどに行く事は許されました!!

エコーです





えー、これはジャンプ15号の話しですが、今回も思うところは多かったです。

既存作品ではアクタージュ、ダビデ、ネオレイション、僕たちは勉強ができない。新連載はあのぬらりひょんの孫の作者様の新作、そして前回注目した最後の西遊記についてですが……


ちょっと今回は重箱の隅みたいなところが気になる回でした。

まずは

最後の西遊記

前回書き忘れ

前回もう一つ、気になってたのが設定についてです。

なぜ野球をチョイス?

端的に感じたのは、

これは主人公のキャラクターを印象付けるステータスだったのかな?  ということ

大人の自己紹介で職業がすぐに出るのと同じ感じかな?  というのが一点。

そういう意味では短くキャラを印象付けるいい手かもと思います。


もう一つに妹と測りにかけて譲れる信念として始めたての夢が最適解なのかも?という事。

主人公にとって譲れない想いだけど

世間体として譲れる範囲の内容……


野球の代わりが好きな子を諦めろとか、

母の病を治すために医学を学びたい気持ちを諦めさせる……は極端ですが、胸糞ストーリーになる。

諦めさせる夢と前提して設定するなら野球、部活動は良い塩梅?と今更思ってに追記です。


なぜ手足が動けない設定に?

その妹ですが、神に近いモチーフのないオリジナルキャラクターなら

手足を不自由にした理由が今のところない!!

この設定を選んだ理由。これはまだ見えない個人的にはかなり気になりポイントです。



あと

個人的お願い

サブタイトルの意味が分からないので考察できた方がいたら是非お聞かせください。

超気になってます。


で、今回は?率直な感想は、

必須展開

この物語の必須展開だったと思います。


概要

妹の秘密を知った主人公は続けて父から真実を聞く。

同時に父の謝罪を受け、父に怒りと愛を表現する。

この一部始終を聞いてしまった妹は迷惑をかけまいと姿をくらます。

場所を突き止めた主人公は、ケジメをつける戦いに出向く。


まず、前回に続き、義務教育ぶった切るダメ親父のフォロー。

確かに前回のでは足りなかった。

それに今回は主人公の制裁と父へのリスペクトしたい気持ちの告白があることで

多方面から父への心情を和らげているのは上手いなと思います。


もしかして、読者の感情の機微に物凄く繊細に展開を用意しているのでは?

私が染まってるだけかもしれませんが……


そして能力解説

非現代科学の設定ながら、簡潔な説明で分かる範疇。

多分、漫画好きの英才教育によって?

シュレディンガーの猫箱のニュアンスや既知により視認できる感覚、

魔法を見たり受けて主人公が覚醒するタイプのストーリーなんかでも既視感があるからかな?

魔法じゃないけど、広く言えばハンターハンターもこの系譜か……


割と抵抗なく理解に入るものをチョイス出来ていると思う。

え?近代漫画好きの基礎知識を塾考してる?

なんて言うのは考えすぎなのかもしれませんが

少なからずそう言う感覚を持っている人なのだなと思うのです……が

筺が気になる

重箱ですが……、箱が良かった。。。

開けるべきではない禁じられた存在の意味合いで筺は

神聖さ、禁忌感もあるワードですが


今までの展開がジャンプの本来のターゲット層少年向けだったのに対して、

説明もそれに合わせているのに漢字だけが浮いてしまった違和感。

これは、私だけかもしれませんが……そう感じました。


やべ、ほどほどにしないと今度こそ怒られる気がする。。。


野球の設定がじわじわ活きてくる

言葉としてですが、この設定で扱える表現や比喩が増えた。

要素が多い漫画なので難解ですが、腐らせなければ、これは大きな武器で後半伸びそうにも思うところ



そして、これは願望ですが……

会話が始まったあとの妹

その変貌は何より楽しみです。

穏やかに話すタイプ?というイメージだけど

何年か先に飛んで、快活な構って系妹としての未来もある気がする……

いや、それだと一巻始めの未来の妹とキャラがズレるかな?


そもそもあの未来はなんだろう?

まだ情報で予測は難しいけど、

主人公か父が脅しの材料になっての展開であって妹が絶望しての展開ではない気がしています。


直感ですが、多分そう思うのは主人公が重く誓っている事と

外的要因を除いて今の主人公と妹に人を嫌う要素が見えないからかな?


と、今のところの感想と考察はこんな感じです。


次回も大僧23ページ……集英社にも期待されてるのか、

こういう設定過多は後半伸びるのをサイレンあたりの事例から慎重に判断してくれているのか……


期待しています!

で、今週も新連載!?しかもぬらりひょんの孫の先生!?

神緒ゆいは髪を結い

個人的にはぬらりひょんの孫でも前半の作りは好きでした。

設定や展開もその時の評価的には信頼しているんですが……

なんだか物語題材選び面が迷走してる気がします。


全体的に勢いもあるし絵も綺麗。読みやすいんですが……少し違和感が強いです。


概要

富豪イケメン、勝ち組主人公は暴力的な女黒ヒロインに復讐を誓う。

同時期、正反対に清楚な女性、白ヒロインが現れる。

塾にお忍びで通っていたところを白ヒロインに見つかり、

主人公は獣医になりたい夢を初めて語り、それを称賛される。

しかしそこに白ヒロインに恨みを持つ不良達。

白ヒロインには黒ヒロインの人格があった。


初感

絵が綺麗なだけにギャグが浮きすぎるバランスが悪い。

全体のテンポ、セオリーの踏み方は流石ベテラン先生。

⚠️ここから少し辛口になります

冒頭がまるで花より団子のF4。

そもそもF4路線ってジャンプに活路があるのか?という心配がよぎる。

男性目線ではただただ鼻に付くキャラクターが冒頭から現れた感じです。

悪役、小物ぶりも気になりましたが……

その次の展開で変装して塾に登場


勘違いしました

てっきり怪しんで追跡、ストーカー行為かと思いました。

しかも白ヒロインに追われて逃げるのも、今は部下がいないとかそういう感じ?

という印象になってしまい誤解が解けるまで少しかかりました。

逆に、そこまで印象が悪い主人公にしてしまったのは悪手ではないかなという疑問


ギャグ?

獣医になりたい理由が金魚。寿命的に間に合うのか?なぜ金魚に?

命の重さは平等ですが、読者に与える印象は平等じゃない。

ギャグにしては手前までの印象からかさらに手ひどいキャラ印象。

F4の世間知らず感に影響?とも思うもどこか釈然としませんでした。



とはいえ、

後半は目がヒロインに向くと主人公の悪い印象が霞みはじめ……

スピーディな展開と共にミステリアスなヒロインの印象に焦点が映されて活きます。


整合性もベテラン

他のクラスメイトに会わない遠い塾に行く2人

  • 黒ヒロインの悪名のせい
  • 主人公が夢を隠しているから

で納得できるし、今後2人の時間を作れる場所を用意してるのもやっぱりお上手。


今回は解説優先の為か、バトル事態は簡潔でしたが、

絵も上手いしここで凝ったら詰め込み過ぎだったかなと思う。


と、新連載に思うのはこんな感じでした。


ネオレイション

巻末が多い漫画ですし、評価も低いかと思うんですが……

地力ある作者様

個人的にはそんな気もしています。

と、言うのが前回のレミングゲーム、今回の自動操縦。

私はその辺知らなかったんですが、説得力が妙に強いんです。

この一点で興味を引き戻されるほどに。


前述、私はこの元ネタは知らない。ただ、これが書けるという事は

よく調べて蓄えた知識があるか、

嘘でも真実味を持たせる表現が巧み……

それは、才能です。


ただし、

今までのメラの件とか、安直さとスクエニに怒られそうな感じ……

モラル面……必要悪は良いけどそこに信念がない軽薄さの辺りで少し違和感。


なんかが勿体無いんです。今回も主人公の性格を見るに


自動操縦にハッキングできたら、

そのままウイルスぶち込むなり書き換えくらいしそうな性格。

サポートに徹したからこそ綺麗なストーリーでしたが、

キャラクターの動きを作者が押さえつけないと回らない物語感……


あれ?今回良かった話ししてるはずなんだけどなぁ……


すいません。これでも褒めてる。

学習目的で読んで考察続けてるから粗探し寄りなのは勘弁してください。。。




ぼくたちは勉強ができない



高評価してます

今までのジャンプ恋愛ものでも特に!!

因みに一位は父の本棚で読んだ気まぐれオレンジロード。。。


私はエロを否定しない。

強い欲求=需要

しかし、欲というのは餌を与えると与え続ける事を求められる。

持論ですが学園恋愛漫画は

青春物語、恋愛、コメディ

これを全て表現できる。前提的に含んでいるのがヤバイ

一個一個が大きな可能性を持つこの要素を読者にジャンルだけで期待させれるって

凄いアドバンテージですよ!?


しかし、

感動させたい青春物語と下半身の欲求はまぜるな危険。

純愛とエロも結合しずらい……


そのジレンマを解決、素晴らしい塩梅で描くのがこの先生を私が好きな理由です。


前半にエロ、セクシー。物語中盤は読者に解決の期待値を持たせつつクライマックスに誘導。

前回の失敗を禊ぐ形の見事な解決。


ついでに今回だけキャラクターとして出た彼女に用意させた粋なギャグも物語を壊さず、

持ち味に沿っているほのぼのな感じがグッド。



ていうか、いいな。

ミュージシャンがバックミュージックで揶揄うってかなり粋だわ。


先生、今回も美味しゅう御座いました!


思春期ルネサンス!ダビデ君

ジャンプはギャグが冷遇される。

この印象は大人購読者とアンケート制にも原因がある気がしますが、

ジャンプのギャグはオマケという印象を読者がすでに持っているんじゃないかとも思うんです。


が!

ここまでされたら分かりますよ!?なんて人にギャグ書かせるんですか!!

あー、私もギャグ冷遇派かもですが、だってこの人の絵ヤバイですよ?


普段絵、崩し絵、芸術絵、萌え絵を書き分け、どれでも水準が高い


物語も上手いし、今回は流れ的には

箸休め回

そのここで面白い物語に一点のスパイス。今後のためにでしょうね

キャラの相関図を印象ずけた!!

これはもう跪坐くしかない大先生の御技です。


難しい事じゃなくてですね、そろそろ再確認したくなかったですか?

モナリザのダビデへの好意とダビデの鈍感キャラ、ヒロインのビーナスへの執着

それをしっかり整えて下さった訳です。


なんかもうね

箸休めにキャビアが出た気分でした。




アクタージュ

ずっと不安なんです。

この作品は確かな実力がある。

でもこれはジャンプで芽吹くかという不安。

故に少しでも展開が傾くと必要以上に焦ります。

私はこの作品、状況次第ではガラスの仮面くらいの作品になると思っていますが……


特に今回学園展開。これは落ちです。

アイドルと舞台→劇団で主役→学園で文化祭!?


びっくりしました。

路線変更テコ入れか、ご乱心か……


まぁ、サクセスモノは主人公が大物になるほど終わりが近くなってしまうんですがね。

歯の予防すると儲からない歯医者のジレンマみたいな感じ?


ガラスの仮面は劇団からアイドルか何か新しい世界に挑戦する展開で長期化してるんだっけ?

耳にした程度ですが、これ聞いた時はあれ?ちょっと無理ある気がすると思うったものです。


やはりサクセスモノは成功一直線。

一気にクライマックスに駆け上がり

夢が叶ってエンドロール確定

なのかと思っていましたが、

今回違う可能性を見せていただきました。

舞台の派手さを落としても面白い展開は作れる

そう言って台本で殴られた。そんな気分です。

えー、話を戻して、今回の話が落ちめという私の妄想ですが……

杞憂でした。

これは素晴らしい。

これは役になりきり、没頭してしまうヒロインの危険な性質に対しての

自分を演じるという特効薬

既存の彼女の技として自分に立ち帰れるようになる。一番自然です。


それは今後も特性を伸ばす上で読者が一番安心する対策でもあります。賢い。

そういう負の展開、懸念を完全に否定してもらえたのが素直に嬉しいです。


そして、共通に映像という趣味性質の友達

いや、多分恋愛枠というか良い人止まりの大切な仲間?としてうってつけな人物。


以前からヒロインを気にしてた少年の映画台本。


今後、役者の外の彼女を一番知る立場として彼は色々な助けになるのだろうと思う。

ヒロインの周りのイケメンと、彼の気弱さから見て良い人止まりだろうなとも思う。


それも含めて、頑張れ!少年!!

そして今後の展開に期待したい限りです。




っとまぁ思ったよりすこーし長く語ってしまいました。

なんか多分偏見とか全開だと思うけど、ここではこんな感じ感想続けていきます。

愛斗さんに止められるまでは!!

ではまたいつか。エコーでした。