石看板の寄進
菩提寺の石行寺に岡山県犬島産の(犬島ミカゲ石)で
境内にある古木の樹齢約370年の【いろはもみじ】の石看板を
御寄進させていただきました。
まず、ご住職様立ち合いの元で石を仮施工しましたが
石が大きすぎる為に割ることとなりました。
現代の電気を使用してドリルでの穴あけ・石割りでは
風景に溶け込まないので、香川県小豆島や文化財石垣の研修などで学んだ
【伝統的工法での石割り】でサイズを小さくしました。
【トビ矢】を使用して、【小割り】の部類に入る割り方ですが、失敗が出来ないのでドキドキしました。
矢に合うように矢穴を掘らないといけないので何本も(ノミ)を用意しました。
↑ここが重要なポイントです。
ノミは、先端に合金チップが付いていない、焼き入れのなっている
ノミを使用してます。このサイズでは3ケ所で割れますが、確実に割りたいので、
4カ所の矢穴を掘りました。休み休みですが、約1時間30分かかりました。
ノミは先端が折れてダメになるのも何本か有り、まだまだ勉強不足を痛感しました
約3.8kgの大ハンマー(専門用語では矢締め玄翁)を使用して無事に割れました。
矢穴側面に矢の当たり具合がいい感じで当たっていたので良かったです
(鉄の擦れのカスが石についている)
文字に関しては、大きくしないでさりげない感じでがコンセプトで
書体もちょっと変わった書体を使いました。
文字を左下下部に彫り、石のピンク色の紋様を【もみじの葉に模した】イメージです
台座は参道付近の玉石をご住職様が見つけてご提案をしていただき
ほぞ穴・ステンレス棒の穴を事前に加工させていただきました。
配置も、ご住職様と打ち合わせを重ねて、池の灯篭と重ならない位置
また、高さなどを見ていただきながら施工させていただきました。
施工後は、台座の石が池の淵の石と調和が取れていい感じです。
看板石も大きく誇張せずにさりげない感じで施工出来ていると思います。
右側面に手彫りの矢穴が有るので矢の風合いを楽しんで下されば幸いです。
お寺様のホームページでもご紹介していただいております。宜しければリンク先もご覧ください。