Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

三重県剪定伐採専門店 剪定屋空 -サブサイト-

高木を管理するとき、ぼくらが考えること—すべてを伐らないという判断と、フジヅルの話

2026.04.22 05:52

高木の管理依頼を受けると、まず現地を歩くことから始めます。

どこまで手を入れるか。何を残して、何を整理するか。高い木ほど、それを決めるのに時間がかかります。

三重県亀山市の里山公園で市の職員と現地確認を行いました。大きく育ったクスノキの枝打ち計画と、フジヅルの処理について、一本ずつ確認しながら歩きました。

フジはマメ科のつる性植物で、木に絡みながら上へ伸びていきます。細いうちはあまり目立ちませんが、年数が経って太くなると、幹を締め付けるように巻きつき、水分や養分の流れを妨げます。葉が茂れば樹冠を覆い、木の光合成の場所を奪う。気づいたときには、木がかなり弱っていることがあります。

処理するときは、ただ根元で切るだけでは不十分です。ツルに登って上部を切り落とさないと、高いところで枯れたツルが落下する危険があります。手間はかかりますが、安全のためにそうしています。

枝打ちの計画も同じです。隣接地に影響が出ている枝と、将来リスクになりうる枝を選びながら、どこまで切るかの線引きを現地で確認しました。

すべてを伐採する必要はないという前提で考えます。できるからやるのではなく、安全に、周囲と調和しながら進める。それがこの現場での方針です。

もう一つ確認したのが、人工巣洞の設置場所です。枝打ちや樹木管理を行う高木は、野鳥にとっても居場所になれる可能性があります。高木をただ管理するだけでなく、その先に生きものの居場所を残すことも、大事な仕事だと思っています。

春の施工に向けて、準備を進めています。

施工の詳細は、剪定屋空のブログに掲載しています。

里山公園で考える、高木管理と生物多様性のこれから