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Core Field Coaching

安全は、どこで感じているのか

2026.04.29 09:00

「安全が大切」 

そう言われると、 多くの場合、私たちは環境を思い浮かべます。 


静かな場所。 

安心できる人。 

危険のない状況。 


たしかにこれらは、とても重要です。


けれど実際には、静かな場所にいて、安心できるはずの人たちといても、なぜかゆるめないことがあります。 

何も起きていないのに、落ち着かない。 


ここで起きているのは、外側の条件とは別のところで感じている「安全」。

私たちが感じている安全は、外側の条件だけで決まるものではなく、内側の状態と深く結びついているということです。



「安全が大切」と聞くと、私たちは安全を作ろうとしますが、実は作ろうとして作れるものではありません。

すごく不思議な話なのですが、安心しようとする、落ち着こうとする、その動き自体に、まだ安全ではないという前提が含まれてしまうから。


頭では「大丈夫」とわかっていても、体は緊張していることがある。 

はっきりした理由もないのに、不安やざわつきが消えないこともある。 


このとき、思考と身体は、少し離れた場所にいます。


外側に危険がなくても、内側で安全が感じられていなければ、体は反応をやめません。

なにかに備えようとする感覚や、気を緩めてはいけないという緊張が、静かに続いている状態です。


逆に、「ここにいていい」という感覚が内側にあるとき、環境が完全に整っていなくても、体は少しずつゆるみ始めます。 


だから、大切なのは、何かを変えようとする前に、今ここで起きている心と体の状態に、そのまま触れてみること。 


不安がある。

緊張がある。 

ざわつきがある。 


それをなくそうとせず、そのままここに置いておく。 

変えようとしたり、意味づけをしようとしたり、排除しようとする必要もありません。


そんなゆるしを身体に与えてあげたとき、ほんのわずかな間に、

「これがあってもいいかもしれない」 

そんな感覚が生まれることがあります。 


安全とは、すべてが整った状態ではなく、心と体が分かれずに、同じ場所にいられている状態です。


それは新しく手に入れるものというより、すでにあるものに触れていく感覚に近い。 


呼吸が続いていること。 

身体がここにあること。 

今この瞬間が、ただ過ぎていくこと。


その感覚に触れているとき、私たちは、何かをどうにかしようとしなくなります。 

不安も、思考も、そのまま通っていく。 


もし今、 何かを変えようとしているなら。 

その動きもまた、ここに置いておく。 


そこから、 静かに変化が始まります。