またお友達政治・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■またお友達政治・・・
安倍首相“白タク合法化”発言に業界恐々
公開日:2019/03/12
次の標的は「タクシー業界」――。
先週7日に開かれた「未来投資会議」で、
安倍首相は「利用者の視点に立ち、
現在の制度を利用しやすくするため
の見直しが必要」と発言。
自家用車を使って有料で客を運ぶ
「ライドシェア」について道路運送法
を改正する方針を表明した。
自家用車による輸送は現在、
公共交通手段のない過疎地域など
以外は「白タク行為」と呼ばれて原則
禁止されている。
国交省もこれまでライドシェアの導入
に対し、運行管理や車両整備の責任の
主体が曖昧なことや、ドイツや フランス、
イギリス(ロンドン)、韓国などが
自家用車利用を禁止して いる――として
消極姿勢だった。
それが、安倍首相が議長を務め、
「政商」と呼ばれる竹中平蔵東洋大
教授が議員に名を連ねる 「未来投資会議」
で一気に合法化の 流れになったワケだ。
何だか怪しいにおいがプンプンすると
思ったら、安倍首相とベッタリの
三木谷浩史・楽天会長兼社長が代表理事を
務める経済団体 「新経済連盟」が
2015年11月の規制改革会議で、
ライドシェアの 導入を提案。
さらに昨年5月、ライドシェア新法を
求める提案書を国交相や規制改革担当相
などに提出した。
ちなみに楽天は、1日(現地時間)に
米証券取引委にIPO(新規株式公開)
を申請した米ライドシェアサービス
「リフト」の筆頭株主だ。
そして、この動きに歩調を合わせる
ように安倍首相も15年10月の
国家戦略特区諮問会議でライドシェアの
導入に前向きな姿勢を示し、
竹中氏も16年11月の朝日新聞の取材
に対し、米ライドシェアサービス
「ウーバー」を例に挙げながら
「タクシー業界も旅館業界も安泰で、
ドラスチックに変わっていない」などと
答えていた。
すると昨年2月、 ウーバーの
ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者が官邸
で安倍首相と面会。
それからコトはトントン拍子で進んだので
ある。
岩盤規制突破のスローガンの下、
安倍首相と近しいお友達だけで好き勝手に
法規制を変える手口。
加計学園獣医学部や水道法改正の時と同じだ。
■ライドシェアでレイプ事件が続発
真っ先に影響を受けるのはタクシー 業界だ。
「全国ハイヤー・タクシー連合会」によると、
タクシー運転手の年収は1993年に
400万円超あったものの、2013年は
約298万円に減少している。
ウーバーなどの新規参入が増えれば、
既存業者の運転手の減収はまず避けられない。
さらにライドシェアは重大事件を招きかねない
問題を抱えている。
女性に対するレイプ被害の恐れだ。
ウーバーの公表によると、
12年12月~15年8月の間にレイプ事件が
ナント! 170件も発生。
既にライドシェアを取り入れている中国でも、
運転手が女性客をレイプして殺害する事件が
度々起きている。
既存のタクシー業界を潰し、
利用客の生命を危険にさらしかねない規制緩和
など冗談じゃない。
【転載終了】
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このような利権が絡む規制緩和の
ところには、必ず竹中平蔵が絡んで
います。