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Bellydance Najm Fukuoka

整える日

2026.04.12 12:03

久しぶりに、拭き掃除をした。


去年の11月頃から、私が住むマンションでは、

壁や共有部分の床、ベランダの補修工事が続いていた。

足場が組まれ、作業員の方たちが出入りし、

建物全体は布で覆われ、窓も開けられない状態。

ベランダにあった植物も室内へ移動せざるを得ず、

湿気や落ち葉がたまり、換気もできないまま、空気はどこか淀んでいた。


そこに加えて、コンペの準備に追われる日々。

掃除や断捨離に手をつける余裕もないまま、年を越した。

そして先日やっとエストニア遠征を終え、

帰国してからも落ち着く間はなく、

家でゆっくり過ごす時間すら取れない日々が続いていたが、

ようやく工事も終わり、

私自身も朝練以外に何も予定のない日が昨日今日と続いた。


重い腰を上げ、掃除に取りかかる。

窓を開け、空気を思い切り入れ替える。

そして、床を水拭きする。


たったそれだけのことなのに、

部屋の空気は一変する。


どんよりと淀んでいたものが、

霧が晴れるようにすっと取り除かれていく。


磨かれた床は、神々しいほどに輝き、

家全体が喜んでいるような、

不思議なエネルギーに満ちあふれる。


最初は、リビングのほんの小さなスペースから始める。

そこから少しずつ、

窓枠に溜まった埃、

カーペットの下、

廊下、

お手洗い、

脱衣所、

浴室、

玄関、

キッチンへと、拭き掃除の範囲を広げていく。


一度にすべてをやろうとすると、すぐに疲れてしまうから。

小さなエリアを拭いては休み、

読書をし、お茶を飲み、チョコをつまみ、また立ち上がる。

そんなふうに、無理のないリズムで過ごしたこの2日間。


気がつけば、読書も拭き掃除も、驚くほどはかどっていた。

部屋が散らかり、床がくすんでくると、

心までも荒んでいくような気がする。


イライラが増えたり、ミスが重なったり、

どこかそわそわと落ち着かない。


けれど、部屋を整え、断捨離をし、

拭き、清め、すっきりと片付いた空間に身を置くと、

心は静かに落ち着き、

本当の意味でのゆとりが生まれてくる。


部屋を整えると、

心の中のモヤモヤまでも、

少しずつ整理されていくような気がする。


まだ拭き掃除に取りかかったばかりで、

完全にすっきりしたとは言えないけれど、

こうして休暇の時間を使いながら、

少しずつ持ち物を見直し、断捨離を進めていきたい。

桜が咲く頃までには、

自分の住環境を、

もう一度きちんと整えたいと思う。


住まいを見直し、整え、磨いていくことは、

きっと、自分の内面を整えることにも繋がっている。


ものにあふれた空間では、

心は整わない。


これから冬が終わり、春へと向かう。

季節とともに、少しずつ自分も外へと開いていく。


その前に、きちんと整えておきたい。

住まいも、思考も、そして自分自身も。


新しいことに挑戦し、

自分と向き合う時間を、これからも大切にしていきたい。


※2026年3月19日note記事より