游艾喆「正しいやり方でプレーできれば、いいことは起こる」
「正しいやり方でプレーできれば、いいことは起こる」——104対76という大差での敗戦を終えた後、滋賀レイクスのポイントガード游艾喆が残したこの言葉は、いかなる劣勢においても自分たちのバスケットボールを見失わないという揺るぎない信念を表していた。
2026年4月12日、LaLa arena TOKYO-BAYで行われたB1リーグ第31節GAME2。前日に最大16点差をひっくり返す大逆転勝利を収めた滋賀レイクスだったが、この日は一転して千葉ジェッツの猛烈な逆襲に直面した。第1クォーター開始早々から千葉ジェッツは原修太の卓越したゲームコントロールのもと、渡邊雄太やホグが次々とアウトサイドからシュートを沈め、激しいディフェンスからのファストブレイクで得点を量産した。滋賀レイクスはタイムアウトで流れを切ろうと試みたものの勢いを止めることは叶わず、クラブの1クォーター最多得点記録に並ぶ38得点を許し、38対18と序盤から大量リードを奪われた。
大きく点差が開いた後も、游艾喆の言葉通り滋賀レイクスは正しいプレーを続けることに焦点を当てた。前線からプレッシャーを強め、ウィンブッシュやオーガストを中心にインサイドとアウトサイドの両面から果敢にリングを攻め立てた。游艾喆自身も巧みなパスワークで岡田泰希の3ポイントシュートを演出するなど計10アシストを記録した。しかし千葉ジェッツの攻撃力は衰えることなく、最終スコアは104対76となった。
試合後、游艾喆は第1クォーターで相手を止められなかった点を悔やみつつも、点差にとらわれることなくポイントガードとしてチームをコントロールし続ける責任を語り、次戦に向けて「自分たちにフォーカスして戦う」決意を示した。オーガストもアグレッシブに試合へ入る責任を果たせなかったと反省し、プレーオフレベルのチームに対しては精神的な強さが必要だと語った。前田健滋朗ヘッドコーチは、フィジカルの強さを含め千葉ジェッツの力を見せつけられたゲームだったと敗戦を受け止めた。
結果は完敗だった。それでも游艾喆の言葉には、この敗戦を次へのステップとして捉える決意が滲んでいた。
PHOTO: Junko Sato / SportsPressJP
TEXT:Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP