自分を「ベータ版」と定義せよ
準備完了など、永遠に来ない。
まだ早い。もっと実力をつけてから。
そう言って打席をためらう者は、一生ベンチで終わる。
完璧主義は、美徳ではない。
それは「失敗して傷つきたくない」という、自己保身の別名である。
経営において、遅すぎる正解は、間違い以上に罪が重い。
市場は君の完璧など求めていない。
求めているのは、鮮度と、直し続ける速さだ。
自分を「完成した人間」だと思うな。
完成したと思い込むから、否定された時に折れるのである。
傷つくのは、プライドが高いからではない。
自分の捉え方が間違っているのだ。
今日から自分を「永遠に途上の人間」と定義し直せ。
仕事のできる人を見れば分かる。
最初から欠点のない人などいない。
未熟なまま前に出る。叩かれる。学ぶ。直す。
その繰り返しで、少しずつ強くなっていく。
この循環こそが、本当の成長である。
人も同じだ。
失敗は、君の価値を下げるものではない。
次に良くするための材料にすぎない。
そう捉えれば、立ち直る力など、わざわざ言葉にしなくても身についていく。
早く転べ。
早く直せ。
粗くてもいい。
未熟でもいい。
今の自分を、恥ずかしがらずに世に出せ。
誰かに笑われることを恐れるな。
笑われている間に、君は誰よりも早く現実を学んでいる。
修正した回数の多さが、最後の完成度を決める。
賢そうに黙っている秀才より、傷だらけでも直し続ける実践者が最後は勝つ。
成果を出すとは、そういうことだ。
完成を目指して止まるな。
未完成のまま走りながら組み上げろ。
今の自分を信じるとは、今の実力を肯定することではない。
何度でも変われる自分を信じ抜く、ということだ。
今抱えている案件を、60点でいい、今すぐ上司か顧客に見せろ。
そして「どこを直すべきか」と問いなさい。
最初の修正を、今日中にやることだ。