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SUPER TRAMP

インド絶体絶命。インド人なんて嫌いだ。前編

2016.03.02 11:20

ニューデリー駅はインド人で溢れかえっていた。

11時に飛行機でデリーについてそのままバスでニューデリー駅に向かった。

この日の夜にはジョードプル行きの夜行列車に乗るつもりだった。

駅に着くとまずインド人の多さに圧倒された。そこら中で大きな荷物を持ったインド人が地べたに寝転がっているのだ。おかしいなと思ったのは見渡す限りインド人しかいないということだ。欧米人、アジア人らしき外国人観光客が一人も見当たらない。

インド人は外国人観光客をやたら見てくるのでみな俺を見つめてくる。

不安になりながらとりあえずチケット売り場らしき列に並んだ。

すると列の整理をしていた係員らしき大柄なおじさんが俺に声をかけてきた。

「どこにいく?」

「ジャイプールに行きたい」

「ジャイプール行きはここにはないよ。オールドデリー駅から出てるんだ。それに駅ではローカルのチケットしか買えない。君はツーリストだからツーリストインフォメーションへ行ってスリーピングの席があるチケットを買った方がいい。ローカルは危険すぎる。こっちへ来い。」

そう言っておじさんは駅の端の方へ俺を呼んだ。

「紙をもってるか?」

紙を渡すとおじさんは詳しく説明しながら紙にこれから行くべき行き先を書いてくれた。

「ここからトゥクトゥクに乗って行け。50ルピーで行ける。20ドルとか言われても払う必要はない。」

そう言ってトゥクトゥクまで案内して直接トゥクトゥクのドライバーに説明してくれた。

そしておじさんはグッドラックと言って去って行った。

ここで早速インド人の優しさを感じた。これがインド人か。と。

ツーリストインフォメーションに着くと係のインド人が案内してくれた。日本語も少し話せるみたいだ。

「どこに行きたい?」

「ジョードプルへ行ってジャイプール、アーグラ、バラナシと回ってデリーに帰ってきたい。」

係員がパソコンで確認する。

「チケットは全て埋まっていて空いてない。キャンセル待ちが30人以上もいる。5日先までいっぱいだ。」

「まじ?!」

「まじだ。ジョードプルは諦めた方がいい。なんでジョードプルに行きたいんだ?」

「ブルーシティがみたいからだ。ジョードプルに一番行きたかったんだ。なんか他に方法はないのか?」

「なくはない。ツーリストパス?を使えば電車のチケットが取れる。」

そう言うと係員は電卓をたたいた。

「このプランならこの金額で取れる。ホテルも込みだ。250ドル」

「高い!高すぎる!そもそも電車のチケットが欲しいだけでホテルなんて必要ない。」

しかし係員はこれしかないという。

ネットではデリーからジョードプル1400円とかの情報を見ていただけにそんな金額払うなんて馬鹿馬鹿しくてしょうがなかった。

係員「じゃぁどうする?他へ行っても同じだぞ。」

「ローカルでもいいから安いチケットを買いに駅へ行ってみる。」

そう言って店を出てもう一度駅へ向かった。途中別のツーリストインフォメーションにも寄ったが結果は同じようなものだった。

駅に着き今度はカウンターで訪ねた。

「ジョードプルへ行きたいんですが。」

しかしあっさりと冷たくあしらわれた。

「じゃぁどこならいける?ジャイプールは?」

英語が通じないのかかなり冷たい。全く取り合ってくれる様子はなく、これ以上粘りようがなかった。

もうどうしたらいいかわからない。

駅の入り口で立ち竦んでいるといろんなインド人が声をかけてくる。

「ジョードプルに行きたい。でもチケットが買えず、ツーリストオフィスは高すぎた。」

「じゃぁ駅のツーリストオフィスへ行ってみろ」

そう言うと1人のおじさんがオフィスへ案内してくれた。