意思を曲げないことの良し悪し|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信2026年4月号(56号)
崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします!
今回は、実際に起こったケース(CASE 33)をご紹介します。
提案を拒否する飼い主さん
今回は、90歳代で愛犬と暮らす女性のケースです。認知症もなくお元気ではあるものの、体力的に朝晩の犬の散歩ができなくなったため、近所にすむご親族が代行していました。ところが、そのご親族が仕事の都合で散歩代行が無理になったのでどうしたらよいか、とご相談がありました。
ヘルパーさんに同行して訪問し、お話を伺うことになりました。小型犬であれば、庭を整えれば運動場になるとご提案しましたが、排泄されるのが嫌という理由で拒否され、ペットシッターへの依頼もお金をかけたくないのでやらないなど、こちらのご提案とどうしても折り合いがつきません。
現実と折り合いをつける難しさ
意思が固く第三者の意見を受け付けないご様子なので、時間をかけて話をすることになりました。しかし、後日、体調が良くなったので自分で世話をすると直接ご連絡があり、当研究会は対応を終了しました。
その後に体調を崩され、最終的にまとまったお金を支払ってかかりつけの獣医師に譲渡が決まったそうです。
この方は経済的余裕があったので最後は収まりましたが、2月号でも取り上げたように、意思を曲げないために解決に時間がかかるケースは少なくありません。本人の気持ちに寄り添うことは大切ですが、現実を考えると厳しい場合もあることを痛感します。
豆情報:研究会からのお知らせ
このたび、研究会では高齢の飼い主さんに向けたポスター、リーフレット、介護従事者に向けた冊子を作成いたしました。ご希望の方にお送りいたします。お手にとってお役に立てていただけますと幸いです。
セミナーのご希望もお受けしております。よろしくお願いいたします。
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2026年4月号(56号)かわさき高齢者とペットの問題研究会通信
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