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さちこの部屋(246)

2026.04.17 22:30

chit chat(84)笠地蔵…?!〜その2〜


 前回のブログが掲載された日の午後、レッスン後に会員Мさんから「先生!携帯は見つかったんですか?どこにあったんですか?気になるー!!」とお声をかけていただいた。

 毎度ながら、自分の書きたいことを書きたいように書いているので、こんな稚拙な文章を読んでくださっている皆さんに感謝です。


 ではでは、前回の続き。


 毎日のことだが、容赦なく襲い来る尿意により早朝5時過ぎに目が覚めた私。

 トイレを済ませ、ベッドで二度寝したい欲求を振り払い、着替えてコーヒーを飲みながら、どうしたら携帯を探し出せるかを考えあぐねていた。

 おそらく携帯を忘れた候補地はお店か知人Aさんの車の中。

 お店は夕方17時にならないと開かないから、それは後回し。

 やはり、まずはAさんに訊ねるしかない。

 だが、Aさんは私の家を知っているが、私はAさんの家の所在地を何となくこの辺…くらいにしか知らない。

 確かAさんの出勤時間はけっこう早かったはず。

 今からすぐにコペンで向かって、Aさんのご自宅をうろ覚えの記憶を頼りに何とか探し出し、出勤する前のAさんと接触して私の携帯に電話をかけてもらって車内に携帯があるかを確認させてもらえないだろうか。

 土地勘の無い所で果たしてAさん宅を見つけることが出来るのか?

 いやでもこうしてじっとしているよりは動いている方が気持ちが楽だ。

 よし!

 行くぞ!!


 そして出かける支度をしようと椅子から立ち上がった途端、どこかものすごーく遠くの方で聞き慣れたアラームのバイブレーション音が聞こえてきた。

 ん?

 聞き間違い? 

 たまにお隣さんの目覚まし時計の音が聞こえてきていたことがあったが、他所様の携帯の音か?

だって家の中で鳴っているにしちゃ、ものすごーく音がちっさい。

 音がくぐもっていて、まるで箱詰めにした上に毛布でくるんであるかのようだ。

 それともあれか?

 あまりにも携帯を探し求めているが故に、とうとう幻聴が聞こえてきたのか?


 聞きたい音がある時、本当に人って耳に手を当てるのね笑

 私は両手を耳に当て、全神経を耳に集中。

 そのまま、まずはキッチンから寝室へ。

 音が聞こえなくなった。

 踵を返し、元の場所に戻るとまた遠くに聞こえる。

 てことは幻聴ではない。

 今度は寝室とは反対方向の納戸へ。

 納戸の中に入ると、完全に聞こえなくなるわけではないが、やや遠くなった。

 じゃ玄関…?

 聞こえる。

 けどまだ音はくぐもっている。

 まさか…外?

 玄関扉を開けてみた。

 バイブレーション音が完全にクリアに聞こえる!!


 きゃっほーう!!!

 発見!!


 私の携帯が玄関前の、外階段の手摺りの折り返し(?)の所に、きちんと立てかけて置いてある!

 わーいわーい😆

 …と喜ぶのも束の間、いや、何かこの発見場所、不自然じゃね?と気になり出した。

 昨夜、玄関の鍵を開ける際に自分で落としたんだとしたら、そのまま地べたに落っこちているはず。

 綺麗に手摺りに寄りかかった状態で落ちるなんてミラクルあるだろうか。

 今まさに欲している物が、玄関前にそっと置いてある…。

 笠地蔵?!

 日本昔話し?!

 うーむ。

 あ、あれだね。

 きっとうちの敷地内に携帯が落ちてたのをお二階さんが拾ってくれて、うちの玄関前に立てかけておいてくれていたに違いない。

 おそらくその旨お二階さんからLINEで一報入っているだろうから、早速御礼のLINEをしようとLINEを開いたら、Aさんから23:54に着信があり、そして「サチコさんと別れた後に、車内でピコン、ピコンと聴きなれない音がしたので車を停めて見てみると、助手席のシート横に携帯があったので階段の踊り場に立てかけておきました。」とのメッセージが。


 やっぱりAさんの車の中だったかー!

 急いで御礼のLINEをすると、Aさんからすぐに電話がかかってきた。

 私を送り届けてくれた後、走り出して間もなく私の携帯に気づいたAさんはすぐに引き返して来てくれたらしい。

 が、私の家は知っているものの、何階に住んでいるのかは知らなかったAさん。

 私もお二階さんも表札を付けていないため、Aさんはどちらが私の家か判断できず。

 お二階さん宅が施錠されていなかったので、女性の一人暮らしでそんなことないだろうと思い、三階へ。

 施錠されていたので、おそらく三階が私の家だと判断し、そっと玄関ドアをコンコンとノックしてくれたそうだ。

 既に深夜0時をまわっていたから、ピンポンを鳴らすのが気が引けたのだろう。

 ところが、テレビをつけながらガサガサ携帯を探していた私はノックに気づかず、Aさんはまた階下へ。

 そうこうしているうちに、私は一旦諦めて寝ようと部屋の明かりを消してベッドに入ってしまった。

 そして路上から明かりが消えたのを見たAさんは階段の踊り場に携帯をそっと立てかけて帰宅した、ということだったらしい。


 Aさん、送っていただいた上に大変ご迷惑をおかけしました…。

 お仕事で朝早いのに、どうやって携帯を私の元へ届けるかを一生懸命考えて右往左往してくれていたんだなと想像すると非常ーに申し訳なく…。

 でも、携帯が無かったら、私が翌日すごく困るだろうから、何とか届けなきゃ!と試行錯誤してくれた話しを聞いて、やっぱりAさんめっちゃ良い人だなー✨と嬉しくなった。

 それに携帯を立てかけてある様にすごく気遣いを感じたから。

 すごく大事な物を置くようにそっと立てかけてくれていた感じ。

 Aさん、ほんとにありがとー✨

 てわけで、笠地蔵の正体は、Aさんであった。

 ちゃんちゃん!笑

 (いや、すみません…ご迷惑おかけして…ほんとに反省しております…)


※添付写真は、携帯がどんな風に置かれていたかをメモ帳で再現。

 明らかに人の手によって大事に置かれてるよね。