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Art of Being|言葉と意識が生まれる場所

「反応を置く」と、反応は減っていくのか?

2026.04.17 23:00

1D1U LANDでは、毎日

「反応を置く」ジャーナリング

をしています。


これを始めてから、少しずつ見えてきたことがあります。

それは、私たちが思っている以上に、

朝からずっと反応している

ということです。

通知が来る。

誰かの言葉を見る。

返事がまだ来ていない。

今日やることを思い出す。

未来のことが少しよぎる。


それだけで、身体はすぐに反応する。


胸がぎゅっとする。

呼吸が浅くなる。

なんとなく落ち着かない。

まだ何も起きていないのに、もう疲れている。


でも、これまではそこに気づかないまま、

「今日もなんだか重い」

「やる気が出ない」

「また前に進めていない」

そんなふうに、一日を受け取っていたのかもしれません。



実は少し前まで、ジャーナリングもどこかで

“頑張って書くもの”

になっていたところがありました。


ちゃんと書かなきゃ。

深いことを書かなきゃ。

うまく言葉にしなきゃ。

気づけば、みんなで

文豪になることを目指しているみたいな空気

があった気もします。


でも、本当に大切だったのはそこじゃなかった。

ジャーナリングは、

きれいに書くためのものじゃなくて、

今、自分の中で何が起きているかに気づくためのものだったんです。


先日、「反応を置く」ジャーナリングを初めて体験した参加者の方が、こんなふうに言ってくれました。

「自分が朝から、一日中ずっと反応していたことに気づきました」

この気づきって、実はとても大きいです。


なぜなら、反応していることに気づけるまでは、

私たちはその反応そのものになってしまうからです。


不安が来たら、不安な自分になる。

怖さが来たら、怖い現実の中に入る。

重さが来たら、重い一日が始まる。


でも、そこで

「あ、今、反応してるな」

と気づけた瞬間、

少しだけ、その反応の外に立てる。

それだけで、もう変化は始まっているんです。


そこでいただいた質問がありました。

「置いておくだけで、反応は減っていくんですか?」

いい質問です。


答えは、

はい、減っていきます。

でも、正確に言うと、

減らそうとしなくても、だんだん弱くなっていく

という感じです。


ここ、すごく大事です。


反応って、消そうとすると強くなることがあります。

「また反応してる」

「まだできてない」

「なんでこんなに怖いんだろう」

「早く抜けなきゃ」

そうやって、反応している自分にさらに反応すると、

結局またそのループの中に入っていく。


だから必要なのは、

直すことでも、消すことでもなくて、

気づいて、置く。

ただそれだけ。


「置く」って、何もしないことではありません。

見て見ぬふりをすることでもないし、

感情を押し込めることでもない。


そうじゃなくて、

巻き込まれないで見る

ということです。


今、怖いんだな。

今、身体が固まってるな。

今、守ろうとしてるな。

今、未来を先回りして不安になってるな。


そこに気づいて、

でもそれを大問題にしない。

説明しすぎない。

意味づけしすぎない。

自分を責めない。

ただ、置いておく。


この“置いておく”ができるようになると、

少しずつ神経系が学んでいきます。


「反応しても大丈夫なんだ」
「そのたびに全部信じなくていいんだ」
「この感情は来ても、去っていくんだ」

すると、反応は前ほど長く居座れなくなる。


最初は大きく揺れる。

でも、前より戻りが早くなる。

気づくのが早くなる。

巻き込まれる時間が短くなる。

そしてあるとき、ふと気づくんです。


あれ、前より軽いかもしれない。

前みたいに、一日中持っていかれなくなってる。

反応がゼロになるというより、

反応が“通り過ぎるもの”になっていく。

私は、その変化のほうが本質だと思っています。


だから、ジャーナリングも

立派なことを書かなくていいんです。


「朝、通知に反応した」

「返事が来なくてざわついた」

「でも気づいた」

「少し置いたら、静かになった」

それで十分。


ほんの数行でもいい。

まとまっていなくてもいい。

美しい文章じゃなくていい。


大事なのは、

今日、自分が何に反応していたかに気づくこと。

それが、自分を助ける最初の一歩になるから。



1D1U LANDでやっていることは、

ただ書く習慣をつけることではなくて、

反応に飲み込まれずに、自分に戻る練習

なんだと思います。


反応しない人になることじゃない。

完璧に整った人になることでもない。

反応してもいい。

揺れてもいい。


でも、そのたびに戻ってこられる自分を育てていく。

そのために、書く。

気づく。

そして、置く。


この小さな繰り返しが、

気づいたら未来の自分を変えていく。


だから、

「置いておくだけで、反応は減っていくのか?」

その答えは、やっぱり

はい。減っていきます。

ただ、頑張って減らすんじゃない。

戦ってなくすんじゃない。


気づいて、置いて、

自分に戻ることを繰り返していたら、

反応のほうが、少しずつ力を失っていく。

そんな感じです。


今日もまた、

うまく書こうとしなくて大丈夫。

文豪にならなくていい。


ただひとつ、

「今日、私は何に反応していた?」

その問いを持ってみる。

そこから、静かに現実は変わり始めます。