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探花逢源

発症から時間が経っても変化は起きる。中枢性麻痺と諦める前に試すべき「舌」への鍼灸 | 鍼灸院 誠花堂 福岡市 薬院駅

2026.05.21 06:52

中枢神経の麻痺なので、発症痕時間が経ってしまうと、もうそこからは基本的には回復はしないというのが常識になっています。

しかし、意外とそうでもないことがあります。

中枢の麻痺とは別に”もう一枚”別の問題がかぶさっている場合です。こういう場合は鍼で動きがよくなることがあるので試してみる価値があります(つまり、何も変化がでないこともあります)。この方は脾腎の虚があり、気血が舌にまで届かない。またそのために余計な緊張もあります。

口、舌、唇に関係する経絡は、、、というと、突然ですがそれを一覧するのには『針灸学[経穴篇]』日中共同編集 東洋学術出版社)がお勧めです。

34. 口
経脈:[手陽明]口を挟む。[足陽明]出て口を挟む。
経別:[足陽明]口に出る。

経筋:[足陽明の筋]上りて口を挟む。

35.唇

経脈:[足陽明]唇を環る。[足厥陰]唇内を環る。[衝脈,任脈]唇口を絡う。

36.舌

経脈:[足太陰]舌本を連ね、舌下に散じる。[足少陰」舌本を挟む。

経別:[足少陰]直なるものは舌本に系る。[足太陰]舌中を貫く。

経筋:[手少陽の筋]支なるものは入りて舌本に系る。[足太陽の筋]舌本に結ぶ。

絡脈:[手少陰の別]舌本に系る。

私はこれを参考にすることがよくあります。この時は足の太陰脾経を使いました。

ただ、テイシンで施術したので刺していません。短時間のやさしい刺激でしたが、その場で舌の動きが滑らかになるのは面白い現象です。

毎日、鍼灸に関する科学的な論文が現れてきていて、目覚ましいスピードで鍼灸の科学化は進んでいますが、こういう事はまだ科学の俎上に上がっていません。