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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編89』

2019.03.12 12:10

「これ可愛い!これも‼️」



GUのSHOPに二人の姿があった。



SEVENとのコラボ商品は、店の奥に仕切られた部屋に陳列してある。



発売前の為、関係者以外は入ってこれない。



「気に入ってくれた?このウォレットポーチも使えそうでしょ?」



「可愛い!全色欲しいな」



「いいよ♪俺が買ってあげる」



「自分で買うからいい」



「プレゼントしたいんだ」



「プロデュースも兼ねて?」



「そうだよ」



「でもね、なおちゃん」



「ん?」



「ぐっと女らしくって言ってなかった?」



「言ってたね」



「全アイテム、カジュアルでしょ?」



「そだね」



「じゃあ女らしくは無理ね」



「まりあ」



「ん?」



「女らしいカラダのラインがわかるコーデも見てみたい」



直人がまりあの細い腰をぐいっと引き寄せた。



「誰かに見られてたら…」



「誰か外にいる?」



「んーと…」



直人の肩越しに目を凝らしてみる。



ショッピングモールの中庭に面したSHOPの中からは、木々に飾られた電飾のライトが夕暮れにキラキラ輝いているだけで、人影はない。



「誰もいないみたい」



「でしょ?GUの正面にあるイベント会場にアイドルが来てるから、お客さんみんなそっちに行ってるみたいだよ」



「SHOPのスタッフは?」



「しばらくアシスタントと二人だけにしてってお願いしたから、誰も入ってこないよ」



「アシスタント?もしかして私のこと?」



「そう!臨時のね」



「臨時ね…」



まりあが少し寂しそうに笑うのを見て、直人が言った。



「臨時じゃなくて、一生アシストしてくれる?」



直人が優しくキスをした。



すぐにまりあが離れた。



「なおちゃん…ホントに誰か見てたら」



「それでも、かまわない」



まりあが壁にもたれ、それを挟むように直人が両手をつき、更に深く唇を重ねた。



重なって揺れる二人のシルエットを木の陰から見ている男がいる。



「あいつ…許せない!!!」



男はすぐ目の前にあった電飾のコードを握りしめた。



枝に巻きついているコードが引っ張られ、風もないのに無数の木の葉が地面に散った。




つづく