あなたの不安を狙う手口・セクストーション詐欺の種類と見分け方
セクストーション(sex+extortion)は、写真や動画など“弱み”を材料に脅し、金銭を要求する犯罪として知られています。
近年日本で増えているのは、SNSで知り合った相手からビデオ通話に誘導され、性的な画像・映像を撮られたあとに「拡散する」と脅されて金銭を要求されるタイプです。
一方で、セクストーションには 「実際の動画や写真を持っていないのに脅してくる」 類型も存在します。
本記事では、複数の類型があるセクストーションについて、どのように脅迫が行われるのかを整理して解説します。
「あなたを録画した」系(従来よく見られた手口)
「端末をハッキングした」「アダルトサイト閲覧中の様子をウェブカメラで撮った」などと言い、家族や知人に送ると脅します。
説得力を出すために、過去に流出したパスワードを“証拠”のように記載するケースもあります。
ただし多くは、漏えいした認証情報を入手し、定型文の脅しメールに貼り付けているだけの可能性があります。
「配偶者が浮気している」系
“セキュリティ会社”を装い、「あなたのパートナーの端末を調査した」「浮気の証拠がある」と煽ります。
詳細を見せるとしてリンクを踏ませ、支払いに誘導するのが目的です。
ポイントは、データがあるように見せて、実は何も持っていないケースが多いこと。
「ディープフェイクを作った」系
実際の動画や写真がなくても、「ディープフェイクを作った」と脅してくるケースがあります。
また、主張するだけでなく、実際に合成物を提示してくる場合もあります。
被害を防ぐためには、SNSに鮮明な顔写真を大量に公開しすぎないなど、日頃の情報管理も重要になります。
「逮捕される」系
「児童ポルノを所持している可能性がある」などとでっち上げて脅す詐欺メールです。
送信者は捜査機関を名乗り、「逮捕のためのリストを作成中で、あなたも対象に入っている」などと不安をあおります。
そして「リストから外すには金を払え」と要求する流れです。
もし“脅しメールやメッセージ”を受け取ったら
基本はこの3つ
1. 慌てない(発信元・内容を確認する)
2. 払わない(支払うと要求が増えることが多い)
3. リンクを踏まない/添付を開かない(データを抜き取られる危険がある)
今回紹介したような詐欺の多くは「大量送信型」で、反応しなければ実害に発展しにくい傾向があります。基本は 迷惑メール報告 → 削除 です。
注意が必要なケース
ただし、ビデオ通話などで 実際に画像・動画を撮られている可能性がある場合 は注意が必要です。
- 脅迫者が 実際に画像・動画を保有している
- 脅迫者が 知人情報(SNSのフォロワー等)を把握している
この場合は安全を最優先にし、
証拠を保存(スクショ・画面録画・URL保管)→ 警察や専門窓口への相談 を検討してください。
今すぐできる対策
- パスワードの使い回しをやめる
- 2段階認証を有効化
- 「証拠を見せる」系のリンク・アプリは絶対に触らない
- SNSの公開範囲を見直す(顔写真・個人情報の出し方を控えめに)
まとめ
セクストーションは、相手をパニックに落として行動させることが狙いです。
焦って支払ったり、リンクを開いたりするのが最も危険です。
払わない/開かない/必要なら証拠を残して相談する
この3つが、被害拡大を防ぐカギになります。
公式サイト: https://www.protectors.co.jp/