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Baby教室シオ

絵本『えがおみつけた』

2026.05.03 00:00

母の日にこの絵本を取り上げる是非を考えてしまう作品ですが、ひまわり咲き誇る笑顔の母娘の表紙からは想像できない悲しい結末に、胸の奥がきゅっとなり切なさが込み上げてきました。しかしこの作品は今の現代人が忘れてしまいかけている愛する人への想いや声本に登場する母娘と同じ立場で悲しさや虚しさ切なさ抱えて苦しんでいる人々に寄り添う気持ちを思い起こさせてくれる作品です。

「せかいいち えがおがすばらしい、すてきなひとがいました。」で始まる文章は過去形で、そして登場人物には固有名詞はなく、視覚認知で母娘そして父という描き方がなされています。俯瞰した描き方は、もしかすると私の隣にもこのような思いを抱えているお友達がいるかもしれない・・・と、人を思う気持ちを育める作品ではないでしょうか。

太陽の下に咲くヒマワリのような明るい笑顔、天真爛漫なお母さんが亡くなってしまったらと考えると子供達は心が揺れ動いて動揺してしまうかもしれませんが、少なからず登場する幼い女の子のような立場の子供はいます。その子にとり親を亡くすその事実だけで大試練です。 そんなお友達が身近にいたらどう寄り添うかを学べる作品でもあります。「もし自分ならそうする?」を育んで欲しいと考え今回取り上げました。