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『別冊太陽』古民家特集で取材・執筆しました

2026.04.27 01:19

平凡社『別冊太陽』古民家特集号で、以下5軒のお宅の取材・執筆を担当させていただきました。紙媒体の仕事がほぼ潰えてしまった今、貴重な取材の機会をいただけることは本当にありがたいです。編集の宮崎さん、そしてお忙しい中取材にご協力くださった皆様、ありがとうございました!


担当事例:

ピーター・アイビーさん(ガラス作家)

白倉えみさん、祥充さん(陶芸作家、木工作家)

魚谷繁礼さん(建築家)の自邸

藤岡奈保子さん(建築家)の自邸

熊澤安子さん(建築家)の分室


「古民家」と言っても様々なケースがありますが、今回は「築70年以上」という線引きでリサーチ・掲載しました。取材を通して、そのような古い家に手を入れて暮らそうという人々には、時流に流されない生き方の「芯」のようなものがあると感じました。

そして、古いがゆえのちょっとした不便への寛容さが求められます。設備は最新で、住みやすく手を入れてあったとしても、ツルッとこぎれいな家とは、やはり違いますから。



今回、建築家さんの自邸や分室を3事例、取材させていただきました。古民家に限らずリノベーション全般に言えることですが、「自分ではどうにもできないこと」に直面したときに、考え方を転換して面白みに変えることを楽しむ、そうした柔軟な態度が共通しているように感じられました。すでにそこにあるものへのリスペクトは、クリエイションと矛盾しません。


エイジングした部材との向き合い方も三人三様なのが、興味深かったです。ある人は新材のフレッシュな色が空間の中で浮かないように着色。またある人は新材の色のままにして、職人さんの手仕事の跡を見せていました。


今回取り上げた中の一軒である、建築家・熊澤安子さんの京都分室は、動画に収めていますので、よろしければご覧ください。


2023年に取材執筆を担当した『時を重ねる家。』(エクスナレッジ)では、古民家まではいかないような、「ふつうの中古住宅」のリノベーションも取り上げました。歴史的な価値がない建物にも、エイジングやその時代特有の面白みがあり、それを見出して魅力に変える「目」の大切さを学べた一冊でした。

この本の中の一軒を、動画に収めていますので、よろしければご覧ください。

仁平古家具店のオーナーさんの自邸だけあって、住みこなし方も白眉です。

その他の古民家・ヴィンテージハウスを集めた再生リストは以下になります。

古い家に手を入れてつくりあげる住まいにはコントロールしきれない揺らぎがあり、新築ではなし得ない唯一無二の存在感があるので、面白みが尽きません。