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㈱茨城生科研・AGRI WORLD

イチゴの親株管理について

2026.04.27 02:05

新年度になり、今頃ですがブログ更新になります。

まずは、またまた今頃ですが・・・・

2025年度は、この茨城生科研・AGRI WORLDをはじめ各SNSをご覧いただき、誠にありがとうございました。

そして、SNSだけではなく弊社に対しても、日頃より暖かいご支援とご愛顧を賜りまして、心より感謝を申し上げます。

2026年度になりましたが、世の中がとんでもないとこになっております。中東情勢の不安により、我々農業業界をはじめ、石油由来の製品の問題が日に日に大きくなってきております。

毎日毎日不安の日を過ごしておりますが、どうすることもできない現状を憂いて仕方ありませんので、一日でも早く非常の生活が安定することを願うばかりです。


さて、そんな話をしてもらちがあきませんので、先に進みたいと思います。

4月も下旬になり、大きな企業ではすでにゴールデンウィークに入っているところもあると思います。

そして、イチゴ栽培においては、まもなく終盤もしくは、終了という方も出てくると思います。

で、もうすでに始めっておりますが、今年の作付に向けた準備を進めている方もいると思います。

そんな中、毎回同じ内容で大変恐縮ではありますが、「イチゴの親株」の管理について、更新して参りたいと思います。

品種にもよりますが、もう「親株」の定植は済んでいるものと思っておりますが、近年の気候の影響で、イチゴの育苗も困難になってきました。

でも、いろんな圃場を拝見させていただき機会がありますが、しっかりとっている方は、基本通りやっている方が多いような気がします。

ということで、本題に入ります。


「親株の肥料切れに注意しましょう」

プランターやポットでの親株定植後は、特に肥料切れに十分注意してください。液肥で行う場合は、最低でも1~2日おきに「アミノキッポ」等でかん水をおこなってください。(アミノキッポの場合は300倍)

自動かん水の場合は、あまり高濃度でかん水するよりもEC0.5~0.8程度の濃度の方が、良い苗が取れています。粒状の肥料の場合は、追肥用の化成肥料のような即効性の肥料を2~3週間に1回程度採苗終了までしっかりと追肥を行ってください。

有機肥料は、コバエやカビなどの発生の原因になりますし、ロングタイプの肥料では、肥効が遅すぎてランナーの発生が良くありません。特に直受けの場合は後半の親株の肥料切れが多く見受けられる傾向にあります。

この時期に窒素が切れるとお盆の頃の不時出蕾になりますので、切り離しまではじっかり「追肥」を行ってください。


「かん水量(回数)=ランナーの発生数」

親株へのかん水は、常に株元が充分に濡れているようにしてください。プランターやポットなどに親株を植えている場合は、1回1回のかん水が必ずプランターやポットかの下から水が出てくるまで行い、酸欠を防いでください。

給水としてのかん水は、1日に1~2回程度で十分ですが、暑い時期は1日になるべく多い回数(4~8回程度)かん水して培土の温度の上がりすぎによる根腐れを抑えてください。

ランナーの発生と切り離し後の株の充実に「根っこりん」250~300倍で10日おきに葉面散布してください。


「葉かきとランナーの管理」

ランナーの先枯れ防止とランナーの発生促進のために、次郎苗の展葉時期に葉かきを行ってください。葉数は1芽の場合は10枚以下に、2~3芽の場合は12~13枚程度にしてください。また、大きくなった太郎苗や次郎苗の葉数も2~2.5枚程度に整理してあげると効果的です。

ランナーは、次郎苗の展葉時期頃から先枯れが出始めます。この頃までに、つる配りを行いランナーの先端をしっかりピンなので固定し、親株にしっかりかん水してあげれば先枯れは軽減できます。


「葉の整理の仕方について」

イチゴの新しい根は、葉かきをしたあとの三日月型の切り口から発生します。葉柄の途中から切断したり、きちんと葉が取れていない場合には、新しい根っこは出てきません。

新しい根っこを増やしたい場合は、きちんと根元から取り除いてください。

また、イチゴの葉がきちんと成長して仕事をするのには、展葉から20日頃からです。4枚目以降の葉をしっかり残して管理してください。


「さし芽での採苗の場合」

〇さし芽の時期

さし芽の適期は、6月10日~25日頃です。毎年6月下旬から7月上旬に猛烈な暑さがあります。その前に活着するように早め早めに開始してください。

また、夜冷を行う場合は夜冷開始1か月前には、苗が活着するように作業を進めてください。

作業が遅れて7月以降になるような場合は、直受けに変更することをおススメいたします、


〇活着促進と芽無し予防

ランナー切り離し前日に「アミノメリット青500倍液+根っこりん300倍液」を、苗に葉面散布もしくは採苗した苗にドブ漬けしてください。

ポットの土には、「新チャンス液S300倍」などの発根促進剤をかん水してください。

さし芽後は「アミノメリット青500倍液」を葉が一枚展開するまでの間、2~3日おきに葉面散布してください。


「直受けでの採苗の場合」

〇受け始める時期と受ける苗

受け始める時期は6月5日頃からで、受け始め時点で展葉4枚以上の苗は芽無しが出やすいので、なるべく使用しないでください。

いばらキッス、やよいひめについては、定植予定日の40日前には切り離しを行ってください。

〇葉かき

ランナー発生から切り離しまでの間、すべての苗の葉数を2.5枚程度に揃えてあげるようにして、苗の大きさを揃えると、花芽の分化が揃いやすくなります。また、苗の徒長やランナーの先枯れも防げます。

〇切り離し

無処理の場合は7月中旬頃までに行ってください。夜冷の場合は、夜冷開始1か月前を目安に切り離しを行ってください。

いばらキッス、やよいひめは定植40日前頃に切り離してください。


「遮光について」

ここ数年、夏の高温のため夏場に遮光をかけたままで採苗、育苗するようになってきていますが、採苗はともかく育苗に関しては、しっかりと日を当てて育苗した方が、徒長の抑制ばかりではなく、頂花の花質や腋課花の分化の揃いにも影響があるようです。

なるべく、育苗中は遮光資材を上手に利用して、真夏日の日中以外はなるべく苗に光を当てるようにしてください。



最後に弊社のゴールデンウイーク休暇ですが

4月29日(水曜・祝日)~5月6日(水曜・振替休日)までとなります。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。