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角田顕一's Ownd

一枚の写真に宿る時間

2026.04.27 04:25

一枚の写真に宿る時間

皆様こんにちは。角田顕一です。

今日は「写真と時間」について、少し深く綴ってみたいと思います。

私たちは普段、時間を時計の針や予定表で考えがちです。

何時に起きて、何時に出かけて、何時までに終える。

現役の頃の私は、まさにその時間に追われて生きていました。

一日が過ぎるのも早く、気づけば季節まで通り過ぎていたように思います。

けれどカメラを手にしてから、時間にはもう一つの姿があると知りました。

それは、「感じる時間」です。

朝日がゆっくり昇る時間。

風が木々を揺らしていく時間。

花が静かに開いていく時間。

夕暮れの空が少しずつ色を変えていく時間。

こうした時間は、急いでいる人には見えません。

立ち止まり、待ち、眺める人にだけ見えてくるものです。

写真を撮るとき、私はその時間の中に身を置きます。

ただシャッターを押すだけではなく、光が整うのを待ち、風が止むのを待ち、心が動く瞬間を待つのです。

その「待つ時間」が、今の私にはとても贅沢に感じられます。

若い頃は、待つことが苦手でした。

早く結果を出したい。

早く前へ進みたい。

そんな気持ちばかりだった気がします。

しかし人生には、急いでも実らないものがあります。

信頼も、愛情も、心の成長も、時間をかけて育つものです。

写真は、そのことを静かに教えてくれました。

一枚の写真には、一瞬が写っています。

けれどその一瞬の裏には、長く流れてきた時間があります。

今日という日も、これまで歩んできた日々の積み重ねの上にあります。

そう思うと、何気ない一日さえ愛おしく感じられます。

これからもカメラとともに、急がず、慌てず、人生の時間を味わっていきたいと思います。

また次回も、のんびり綴ってまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。