進化論。
今何世紀?2019年、僕が子供の頃見てた未来に差し掛かってる。34歳って、なんかもっとイメージと違ったな。まぁそれはおいといて。
僕が仕事としてこの産業に関わって16年。産まれた時から既に家が縫製業だったからなんの疑いも迷いもなく、ローテクのソレが続いていくもんだと思ってた。でも未来のイメージは車が空飛ぶ感じだったから、今思えば服作りもローテクの領域がいつのまにか『保護対象』になるような未来も予想できたはずだった。
「人口が半分になるんですよ」と、開発中のプラットフォームの提案を受けながら、それは確かに避けられない事実だなと納得しながら、外部脳に頼れる部分は依存していっても良いのに、何故かヒトは手が動いていることに執着する。
フィジカル的な運動量が多い方が、『やってる感』があるのはわかる。
でもここまでテクノロジーが進歩しているのに、僕らはいつまで、こんな利権が絡んだしょうもないしがらみで無駄な運動を続けるのだろう。
人の手がかかっているからできる部分を否定しているわけじゃない。どんなに仕組みが未来に向かっても、扱う人が要領を得ないのであれば、道具は結局おもちゃみたいなもんだ。だからやっぱり人は大切なんだ。
平成があと数日で終わるってことに昨日気付いて、そういえば僕らの下の世代の考え方は、僕らの上の世代と圧倒的に違うし、これからメインプレーヤーになってくる人たちに向けて、「モノヅクリはこうだから」っていうことを伝えていく上で、大切な部分はちゃんと伝えつつ、不要な部分は削ぎ落としていきたいし、やっぱり携わっている人たちは『ヒト』だから感情的な部分も尊重していかなければならない。
工業製品を作っていく上で、トラブルは無い方がいいし、ヒューマンエラーを良しとしてくれる『アソビ』が通用しない世界だからやっぱりテクノロジーで改善できるところは頼った方がみんな幸せなんじゃないかなと思う。だって工業だからね。
みんなスマホ使うよね。それが出来て、コレが出来ない理由って既得権益以外になにかあるのだろうか?
固執する正当な主張があるなら、きいてみたい。否定じゃない。それを理解した上で向き合いたいだけなんだ。グレーゾーンをシロかクロにしていかなければならないと言うほど極端な思想ではない、その主張が理解できる内容であれば、「それもまたそうなんだな」と知ることでこちら側の動き方を考えるだけの事だから。なんかまとまりないけど、そんな感じ。言い方悪いかもしれんけど。それはごめん。