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「古志」深川句会(4月)を終えて 2

2026.04.30 09:00

4月8日(水)の「古志」深川句会のつづきです。


二句座目は席題。リラの花、穀雨、母の日。


特選句からいくつか。

リラ冷や北大生となりし日の   神谷宣行


リラ(ライラック)といえば、


まさに北海道のイメージですね。


北海道大学に入学したその日のことを詠んでいますが、


その不安と期待に満ちた心のありようと、


リラ冷えの引き締まった空気感がひりひりと響き合っています。


〈なりし日の〉という倒置的で言い切らない形もまた、


青春特有の不安感を表現するのに効果的に働いています。

父帰る穀雨の泥を長靴に   長野いづみ


畑仕事をしてきた御尊父でしょうか。


泥に塗れた長靴が今も脳裏にありありと焼き付いているのです。


若き日の御尊父の姿が彷彿とされ、


その朴訥とした人柄まで言外に伝わってきます。


なお、穀雨(こくう)は、二十四節気の一つで、


新暦四月二十日ごろにあたります。


雨が田畑を潤し、穀物や草木の芽生ちを助ける頃とされ、


その名のとおり、


穀物を育てる雨という意味をもっています。


かつては種まきや苗作りなどに適した、


農の始まりの日とされており、


万物が育っていく生長の気配を含んでいます。


「古志」深川句会は毎月第2水曜日に開催しています。


次回は5月13日(水)13:30〜


会場は江東区芭蕉記念館です。


「古志」の会員の方はどなたでもご参加いただけます。


会員以外の方は体験参加が可能です。


初心者の方も歓迎いたします。


詳細は「古志」公式サイトを御覧ください。