Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

たまにはね

2026.05.04 01:00

前回も少し触れましたが、4月の後半は急に忙しくなってなかなか大変でした。その日程の中に、よく通訳を担当している会社の私の大好きなビジターJさんが来る日がありました。Jさんが以前来日した時に私が持っているのと同じブランドの色違いのカーディガンを着ていて、「色違いを持っていて嬉しい」と言ったら「あなたと同じカーディガンを持っていて私が嬉しい」と言ってくれた人です。周りの人にもいつも分け隔てなく接している、聡明かつ暖かく本当に素敵な人です。あとファッションも素敵でいつも勝手に楽しんでいます。


そんなJさんと再会できてまた通訳できてとても嬉しかったです。今回は1日目に某省庁に一緒に行く予定があり、その時通訳させてもらったのも嬉しかったし、会話がとても盛り上がって(?)省庁の方にも「素晴らしい通訳だった」と褒めていただき、ほっと胸を撫で下ろしました。


次の日は某メーカーの方達から、Jさんと同社の他のメンバーの方にプレゼンだったのですが、その某メーカーの方とは以前業界団体の集まりでお会いしてご挨拶していたので、顔を覚えていただいていました。そんな中プレゼンが始まり、若干テクニカルな部分と一部初見の部分があったのですが、これまでの知識を総動員して必死に訳しました。Jさんは頭の回転が本当に速いし、(悪い意味でなく)雄弁なので、楽しいのですが同時にチャレンジングなのです。これからにつながりそうないい会議になったと感じました。


その後は大きな会場での業界の展示会に一緒に行き、いくつかのブースでの説明を通訳して、今回Jさんとご一緒する機会は終わりだったのですが、以前のカーディガンの話をささっとして、またご一緒できてすごく嬉しかったとお伝えしたら、「私も嬉しかった。次回もまたよろしくね」と言ってくれて感激しきりでした!


そしてその翌日なのですが、前日にプレゼンされた会社の別の方(以前業界団体のディナー通訳時にお会いしていました)からメールが届き、「昨日の担当者が通訳が素晴らしかった、そして日本語のプレゼンを要所要所で適切に整えて通訳してくださったと感動していた」という趣旨のお言葉をいただきました。とても嬉しかったです!


通訳は一部の特殊な仕事を除いては黒子の存在です。通訳者がいたのを忘れて会話に没頭してもらえたら、それこそが成功だと思っています。ですから、その場にいて、会話がスムーズに進むように通訳をするのが当たり前で、それが終わったら荷物をさっとまとめて帰る、そんな仕事です。名前で呼ばれず「通訳さん」と呼ばれることもしばしばです。それでいいのです。


でも、とはいえ、やはり私も人間なのでたまには今回のように褒めてもらえたら嬉しいし、フリーランスなのでどこにも属していないですが、私という人間を覚えてもらっていたらやっぱり感激します。わざわざそういう言葉を伝えてもらえるのも、とてもありがたいことです。ということで、そんなお言葉を励みに引き続き頑張っていこうと思います!