低圧の系統用蓄電所の勘所
大層なタイトルですが(笑)、低圧の系統用蓄電所が始まって早1ヶ月・・・
実は知る人ぞ知る勘所が低圧の系統用蓄電所にもあるというお話しです。
PV全盛時代(既に過去形なのが悲しいですが・・・)にもあった話しですが、低圧の太陽光発電所ってほぼすべての案件で過積載になっていますよね?
如何にしてDC/ACにおける効率を最大化するのかがまさにこの過積載の真骨頂です。
まぁモノ(最適な過積載率)には限度があるんですけどね(笑)
話しを元に戻しますが、この低圧の太陽光発電所の出力の考え方ってみなさん覚えてますか?
【PVモジュールの容量】>【Inverterの出力】→認定上の出力・・・ですよね?
多くのケースではDC/ACを司るInverterを高圧になる直前の49.9kWとか49.5kWに絞ることでPV容量は高圧規模の過積載ながら低圧の太陽光発電所としていた訳です。
但しこれは特例として捉えられており、このケースでDC側(PVモジュールとInverterの間)に蓄電池をぶら下げるとたちまち保安管理上は高圧となってしまうというお話しです。
もちろん系統との接続は低圧なので電気法制上は低圧連系ですが、保安管理上は高圧になるので主任技術者が必要という定義です。
これと同じように低圧の系統用蓄電所にもこれが当て嵌まるようです・・・。
この先は僕が既知の経産省の部署(電力安全課など)の方々にお聞きした情報ですが、系統に直接繋ぐ系統用蓄電所のケースでは、蓄電池容量に関係なくそのすべてが保安管理上の高圧扱い≒主任技術者が必要・・・になるというお話しでした。
【経産省より掲出】
「電力貯蔵装置(蓄電池)」「蓄電所」における法制上の取り扱いについて
担当者様曰く、上記通り系統に直接つながる蓄電所の取扱いでは、出力1万kW未満は一様に主任技術者の選任が必要との回答でした。
低圧の系統用蓄電所のメリットとしては従来は参入が叶わなかった需給調整市場の一次オフラインへの参画が大きなメリットとして考えられているので、低圧の系統用蓄電所を最低でも21ヶ所以上纏めてBG化し、出力1MW以上のリソースとして参入するんですが、これら1つ1つの低圧の系統用蓄電所で主任技術者の選任が必要となると特にOPEXの部分でかなりの負担となります。
これを知らないでプロジェクトを進めて行こうとすると、後々になって思いの外大きなOPEXに衝撃を受けるのでこのブログにて報告させていただきました。
系統用蓄電所関連の法制度は日進月歩?、日々改悪(笑)されているので正直どうなるかは?ですが、このことを踏まえておいて損はないものと思います。
またこうした記事をUPしていきますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。