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B2セミファイナルGAME1 神戸ストークスが横浜エクセレンスを撃破

2026.05.08 23:18

2026年5月8日、GLION ARENA KOBEでりそなグループ B2 PLAYOFFS 2025-26 セミファイナルGAME1、神戸ストークス対横浜エクセレンスの一戦が行われた。


試合は第1クォーターから激しい点の奪い合いとなり、神戸はベンチスタートの野溝利一が約4分間で11得点を挙げてチームに勢いをもたらした。後半もペースは落ちず乱打戦の様相を呈する中、神戸はヨーリ・チャイルズとルーク・メイの連続得点でリードを広げていった。

対する横浜EXはトレイ・ボイドがB2史上最多となる12本の3ポイントシュートを沈め、ゲームハイの45得点を叩き出す大活躍を見せた。第3クォーター終盤には横浜EXが逆転する場面もあったが、第4クォーターに入ると神戸の寺園脩斗が4連続得点などでチームを牽引し、最終的に神戸が112対106で接戦を制した。神戸は寺園が30得点9アシスト、チャイルズが29得点13リバウンド、メイが18得点9リバウンドをそれぞれ記録した。横浜EXはボイドのほか、エライジャ・ウィリアムスが18得点、大橋大空が12得点を挙げたものの、あと一歩及ばなかった。

試合後、神戸ストークスの川辺泰三ヘッドコーチはオフェンス能力の高い横浜エクセレンスとディフェンスのチームである自分たちとの、タフな殴り合いの試合になったと振り返った。自分たちは相手を75点以下に抑えることを目標とするディフェンスのチームだったが、ボイドに45点を許したことに触れ、チームオフェンスはほぼ止めていたものの、1対1を止めるのが最も難しかったと述べた。それでも第3クォーターでボイドがコートを離れていた時間帯には、ポストの優位性を活かしながら数的優位を狙い、得点を重ねられた点を評価した。一方で、ターンオーバーが12にも上ったことについては、シーズン中にもなかったことであり、相手のギャンブルに引っかかった部分を改善すべきだと指摘した。前半にもう少しイージーなゴールを決めていれば、大きくリードを広げて相手を諦めさせることができたはずだったが、射程圏内に留めてしまったことで後半に相手を奮起させてしまったと反省の言葉を口にした。

自身の誕生日に勝利を飾った神戸の金田龍弥は、1クォーターの出だしから自分たちのペースを掴めず相手のペースで試合が進んでしまったことを認めながらも、ボイド以外の選手の得点を抑えられたことが勝利に繋がったと分析した。ボイドに得点を許し続けたことは自身の責任でもあるとし、翌日のGAME2でどれだけ修正できるかが重要だと語った。ディフェンスのインテンシティを最後まで落とさずにプレーできたことが結果に表れたとも述べ、次戦では相手が負けたら終わりという状況でさらに攻めてくることを想定しながら、しっかり抑えてチームの勝利に貢献したいと意気込みを見せた。

神戸のメイはベンチからチームにエネルギーを与えることを自身の役割と捉え、オープンのシュートを確実に打ち切ることと、中も外も攻める自らの能力でチームを勢いづけることを意識してプレーしたと明かした。3ポイントシュートをはじめとするジャンプシュート全般に自信を持っており、少しでも隙間があれば積極的に放つことを心がけていたと述べた。また、中学時代にアメリカンフットボールのクォーターバックを経験しており、パスへの自信はその頃から培われたものだと話した。子供の頃から複数のスポーツに取り組んできたことで異なる形の逆境を経験できたことは、バスケットボールのみならず人生においても大切なことだったと語った。


一方、敗れた横浜エクセレンスの河合竜児ヘッドコーチは、多くのブースターが駆けつけてくれた中で勝利を届けられなかったことへの悔しさを口にしながら、前回対戦時よりも確実にステップアップできていることは感じられたと述べた。抑えるべき選手を抑えられた部分もあった一方で、メイや野溝に3ポイントシュートを決められてしまったことは余分な失点だったと振り返った。相手の3ポイント成功率55パーセントは異常であり、34本ものフリースローを与えながらも6点差のゲームに成立させていたことには言及しつつ、フリースローを与えないよう我慢するあまりアグレッシブなディフェンスが消えてしまうことは間違いであり、もう一段階ギアを上げたディフェンスの中でファウルの本数を抑えることが翌日の課題だと分析した。また、ミスが起きても後ろを振り返らずネクストメンタリティを持つよう選手たちに伝え、プレッシャーを少しでも和らげようとしていたことも明かした。


横浜EXの永野威旺は、格上の神戸に対して出だしから向かっていく意識でプレーし、立ち上がりは良い入りができたと評価した。しかし後半に向かうにつれて小さなミスが積み重なり点差が広がってしまったことが敗因だったと分析した。自身のシュートタッチが万全ではないと感じながらも、チームメイトの言葉を受けて自信を持って打ち続けることを意識したと述べた。ボイドが主な得点源になりながらも、彼が得点しやすい環境を周囲が整えること、そして彼がコートを離れている時間帯に他の選手がいかにアグレッシブにプレーできるかをチーム全員で考えながら戦えており、シーズン序盤と比べてチームの連帯感は着実に高まっていると語った。翌日のGAME2については、出だしからよりアグレッシブに仕掛けていきたいと前を向いた。

取材:Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP