幸せとは何か?
たった4行にまとめた「幸福の原理」についてー
1 はじめに
いつも古民家ギャラリー懐古庵のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、幸福の原理をまとめた4行の文章を紹介します。
最近、懐古庵の常設展示室を片付けていたところ、この小さな額を目にしました。
平成26(2014)年2月28日の日付ですから、今から12年前の作品です。
50代も終わりの頃、幸せについて色々と考え、幸福学の見地から人生の指針を作ったものです。
「古民家ギャラリー懐古庵」の構想は30代からの夢でしたが、ようやく実現できたのが今から7年前、令和元(2019)年11月4日になります。
実際この額を見て、懐かしいと云うよりも「人生の指針」としている内容に追想の念が湧いてきました。
2 ブログの作成
懐古庵のブログは、令和2(2020)年6月12日「掲示板に巻き付いた蔓」から始まり、今回で186回目となります。
20代の前半、京都で縁があった指導者からよく言われた言葉がありました。
「人は、地道に努力していれば40代から智恵が出てくるものだよ。」
と云うものでした。今思えば確かにその通りであったと思っています。
法律に携わる仕事が多くありましたが、40代からはゲーテの書籍で目にした
「法律以前に必然がある」
との文脈に影響され、50代になると法律以前に「その必然による生き方によって」全ての作業が順調に進んできたと思っています。
文化の大切さについては何度も記事にしていますが、その文化にも物質文化と精神文化があります。
物資文化の継承は判りやすいのですが、およそ精神文化となると様々で「引き継ぐ価値=株」を見出すのは案外難しいと思います。
私は、人生で経験したモデルを参考にして、良質な思考方法や生き方の継承「引き継ぐ価値」を精神文化の継承と位置づけました。
それには膨大な量があり、難しい内容ばかりでは伝わりませんし、書き溜めた資料から他人(ひと)の著作に関係する精神論をいくら紹介しても問題なので、自分独自の伝え方(展開)が大切かと思います。
ゲーテ思想・人生の罠・五倫五常・黄金律 等々は、懐古庵のブログで精神文化の「引き継ぐ価値」として残して行こうと考えています。
今回紹介する「幸福の原理」は、令和3(2021)年4月11日に投稿したブログ
石碑の紹介「人生の罠」
の題材にもなった幸福学の見地から引用したものです。
3 幸せとは何か
幸せとは「心身が満ち足りて不満がなく、望ましい状態の持続」を云います。
科学的には、セロトニン(健康)・オキシトシン(交流)・ドーパミン(達成感)に関係があると云われています。
では、幸せを実現するにはどうしたらいいのか。
それを4行にまとめたのが「幸福の原理」です。
私は、これをずーっと座右の銘にしてきました。
4 幸せな生き方とは
(幸福の原理)
今生きる有難さを知り
自分らしさを出して
人に優しく親切に、思いやりの心を忘れず
ひたすらに努力することによって何とかなる
この卓上額に書いた幸福な生き方は、私がブログを書き始めた令和2年より6年前に自分で要約したものです。
当時、NHKで深夜に放送された「幸福学について」の特集番組がありました。
そこで紹介されたのが、幸福学で有名なコロンビア大学のエリザベス・ダン教授の
(幸福学の3要素)
①人との交流
②他人への親切
③この時、この場を大切にする気持ち
及び、慶応大学の前野隆司教授の著書「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」から
(幸福の4因子)
①あなたらしく(マイペース)
②やってみよう(実現と成長)
③ありがとう(感謝)
④何とかなる(楽観)
でした。
これらの幸福に対する「要素や因子」については、具体的に様々な事例で紹介されていましたが、その時私は、その3要素と4因子だけは咄嗟にメモしておき、後から前野隆司教授の著書「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」を書店で購入して読みました。
私が幸福学から独自に確信を得たのは、
人には心のど真ん中に 罠が仕掛けられている!
という強い思いでした。
それを石碑に刻んでブログでも紹介しています。
そのうえ3要素と4因子を網羅する生き方について、自ら要約したのが、「幸福の原理」でした。
このたった4行の文章には、全て幸福の3要素と4因子が織り込まれています。
〇今生きる有難さを知り
この時この場を大切にする:要素
ありがとう(感謝):因子
〇自分らしさを出して
自分らしく(マイペース):因子
〇人に優しく親切に、思いやりの心を忘れず
人との交流:要素
他人への親切:要素
〇ひたすらに努力することによって何とかなる
やってみよう(実現と成長):因子
何とかなる(楽観):因子
5 おわりに
考えてみれば幸福とは、いたって単純な生き方であると思います。
何となく「ABC理論」にも似ています。
A 当たり前の事を
B 馬鹿「本気」になって
C ちゃんとやる
そのたった3行の理論です。
とかく人は、
A 当たり前の事が
B 馬鹿「本気」になれず
C ちゃんとやれない
ものです。
人間社会(コミュニティ)では、単純なことでも本気で取り組む姿勢「凡事徹底」こそが大事です。
それを1行で表した言葉があります。
令和3年5月10日(2021年)のブログで紹介した「仏心」。
邪念を抱かず 無心になり 徳を積む
・・・それです。
古民家ギャラリー懐古庵
(参考資料)
講談社発行、前野隆司著「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」