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古民家ギャラリー懐古庵

幸せとは何か?

2026.05.10 22:00

たった4行にまとめた「幸福の原理」についてー

1 はじめに

 いつも古民家ギャラリー懐古庵のブログをご覧いただきありがとうございます。

 今回は、幸福の原理をまとめた4行の文章を紹介します。

 最近、懐古庵の常設展示室を片付けていたところ、この小さな額を目にしました。

 平成26(2014)年2月28日の日付ですから、今から12年前の作品です。

 50代も終わりの頃、幸せについて色々と考え、幸福学の見地から人生の指針を作ったものです。

 「古民家ギャラリー懐古庵」の構想は30代からの夢でしたが、ようやく実現できたのが今から7年前、令和元(2019)年11月4日になります。

 実際この額を見て、懐かしいと云うよりも「人生の指針」としている内容に追想の念が湧いてきました。


2 ブログの作成

 懐古庵のブログは、令和2(2020)年6月12日「掲示板に巻き付いた蔓」から始まり、今回で186回目となります。

 20代の前半、京都で縁があった指導者からよく言われた言葉がありました。

 「人は、地道に努力していれば40代から智恵が出てくるものだよ。」

と云うものでした。今思えば確かにその通りであったと思っています。

 法律に携わる仕事が多くありましたが、40代からはゲーテの書籍で目にした

   「法律以前に必然がある」

との文脈に影響され、50代になると法律以前に「その必然による生き方によって」全ての作業が順調に進んできたと思っています。

 文化の大切さについては何度も記事にしていますが、その文化にも物質文化と精神文化があります。

 物資文化の継承は判りやすいのですが、およそ精神文化となると様々で「引き継ぐ価値=株」を見出すのは案外難しいと思います。

 私は、人生で経験したモデルを参考にして、良質な思考方法や生き方の継承「引き継ぐ価値」を精神文化の継承と位置づけました。

 それには膨大な量があり、難しい内容ばかりでは伝わりませんし、書き溜めた資料から他人(ひと)の著作に関係する精神論をいくら紹介しても問題なので、自分独自の伝え方(展開)が大切かと思います。

 ゲーテ思想・人生の罠・五倫五常・黄金律 等々は、懐古庵のブログで精神文化の「引き継ぐ価値」として残して行こうと考えています。

 今回紹介する「幸福の原理」は、令和3(2021)年4月11日に投稿したブログ

  石碑の紹介「人生の罠」

の題材にもなった幸福学の見地から引用したものです。


3 幸せとは何か

 幸せとは「心身が満ち足りて不満がなく、望ましい状態の持続」を云います。

 科学的には、セロトニン(健康)・オキシトシン(交流)・ドーパミン(達成感)に関係があると云われています。

では、幸せを実現するにはどうしたらいいのか。

それを4行にまとめたのが「幸福の原理」です。

私は、これをずーっと座右の銘にしてきました。 


4 幸せな生き方とは

   (幸福の原理)

 今生きる有難さを知り

 自分らしさを出して

 人に優しく親切に、思いやりの心を忘れず

 ひたすらに努力することによって何とかなる

 

 この卓上額に書いた幸福な生き方は、私がブログを書き始めた令和2年より6年前に自分で要約したものです。

 当時、NHKで深夜に放送された「幸福学について」の特集番組がありました。

 そこで紹介されたのが、幸福学で有名なコロンビア大学のエリザベス・ダン教授の

(幸福学の3要素)

  ①人との交流

  ②他人への親切

  ③この時、この場を大切にする気持ち

及び、慶応大学の前野隆司教授の著書「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」から

(幸福の4因子)

  ①あなたらしく(マイペース)

  ②やってみよう(実現と成長)

  ③ありがとう(感謝)

  ④何とかなる(楽観)

でした。

 これらの幸福に対する「要素や因子」については、具体的に様々な事例で紹介されていましたが、その時私は、その3要素と4因子だけは咄嗟にメモしておき、後から前野隆司教授の著書「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」を書店で購入して読みました。

 私が幸福学から独自に確信を得たのは、

人には心のど真ん中に 罠が仕掛けられている!

という強い思いでした。

それを石碑に刻んでブログでも紹介しています。

 そのうえ3要素と4因子を網羅する生き方について、自ら要約したのが、「幸福の原理」でした。

 このたった4行の文章には、全て幸福の3要素と4因子が織り込まれています。


 今生きる有難さを知り

  この時この場を大切にする:要素

  ありがとう(感謝):因子 

 自分らしさを出して

  自分らしく(マイペース):因子

 人に優しく親切に、思いやりの心を忘れず

  人との交流:要素

  他人への親切:要素

 ひたすらに努力することによって何とかなる

  やってみよう(実現と成長):因子

  何とかなる(楽観):因子


5 おわりに

 考えてみれば幸福とは、いたって単純な生き方であると思います。

何となく「ABC理論」にも似ています。

  A 当たり前の事を

  B 馬鹿「本気」になって

  C ちゃんとやる

そのたった3行の理論です。

 とかく人は、

  A 当たり前の事が

  B 馬鹿「本気」になれず

  C ちゃんとやれない

ものです。

 人間社会(コミュニティ)では、単純なことでも本気で取り組む姿勢「凡事徹底」こそが大事です。

それを1行で表した言葉があります。

令和3年5月10日(2021年)のブログで紹介した「仏心」。

 邪念を抱かず 無心になり 徳を積む

・・・それです。


        古民家ギャラリー懐古庵 


(参考資料)

講談社発行、前野隆司著「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」