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千葉ジェッツ、崖っぷちから逆転勝利でタイに

2026.05.10 11:58

2026年5月10日、LaLa arena TOKYO-BAYで行われた「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」クォーターファイナルGAME2で、千葉ジェッツが85対79で群馬クレインサンダーズを下し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。

初戦を落として後がない状況の千葉ジェッツは、脳震とうで欠場していた渡邊雄太が先発で復帰。試合は第1クォーターから千葉ジェッツがペースを握り、ナシール・リトルを中心に得点を積み上げて25対11と14点のリードを奪った。しかし第2クォーターに入ると群馬クレインサンダーズが反撃に転じ、中村拓人がこのクォーターだけで12得点を挙げる猛攻を見せた。点差こそ縮まったものの、千葉ジェッツが48対41と7点をリードして前半を折り返した。

第3クォーターは拮抗した展開となり、群馬の細川一輝が3本の3ポイントシュートを沈めてチームに勢いをもたらした。千葉ジェッツもリトルが12得点で応戦したが、終了間際に群馬のトレイ・ジョーンズが連続で3ポイントシュートを決め、66対66の同点で最終クォーターへ突入した。第4クォーターは互いにリードを奪い合う緊迫したシーソーゲームとなったが、終盤にリトルとディー・ジェイ・ホグが連続で得点を挙げ、千葉ジェッツが抜け出した。群馬クレインサンダーズはケリー・ブラックシアー・ジュニアが21得点、15リバウンド、3スティールのダブルダブルで奮闘したが、あと一歩及ばなかった。

群馬クレインサンダーズのカイル・ミリングHCは試合を振り返り、千葉ジェッツが序盤からアグレッシブに来ることは想定内であり、いかに相手についていき、大きなランを与えないかがメインの目標だったと語った。ビッグマンが怪我で欠場するという難しい状況の中、スモールボールといういつもと異なる役割やポジションでプレイした選手たちを誇りに思うと称えた。ディフェンス面では普段やったことのない守備にトライし、千葉ジェッツの強力なトランジションを止めることを目的にハーフコートでの守備に徹して相手を80点台に抑えた点を高く評価した。それでも最終的にはタレントによる1対1の力で決め切られてしまったと率直に振り返った。

千葉ジェッツのトレヴァー・グリーソンHCは、第1クォーターを良い強度でスタートできた一方、第2および第3クォーターで崩れる場面が多かったと分析した。特に第3クォーターではボールへの執着が薄れてターンオーバーにつながり、連続して相手にエナジーを与えてしまったためチームとしての修正が必要だったと述べた。ただ、緊迫した場面ではハドルの中でコミュニケーションを取り、オフェンスとディフェンスの目的を明確にしたことが功を奏したと語った。33得点を挙げたリトルについては、常に彼らしくプレイするよう求め続けており、リングへのアタックやタフショットを決め切る特別な能力が勝利を導いたと絶賛した。


リトル自身は、負ければシーズンが終わる崖っぷちの状況で全員が持っている力を出し切らなければ勝てないことを理解しており、それを体現できたと語った。プレイオフという舞台ではディフェンスが特に重要であり、相手をストップすることが自分たちのトランジションにつながり、結果としてオフェンスのプレッシャーを軽減できると考えたと明かした。自身が得点源だとは考えておらず、その日に当たっている選手にボールを回せるのがこのチームの強みだと説明した。


ホグは、勝敗を分けたポイントとして、ターンオーバーを5つに抑えたことと、相手のオフェンスリバウンドを9本に限定した細かいプレイの積み重ねを挙げた。渡邊の復帰については、彼がリーダーの一人としてコート内外でチームに大きなインパクトと安心感を与えてくれたと感謝を口にした。

取材:Junko Sato / SportsPressJP