【知 識】J:COMとJPIX 戦略的パートナーシップを締結
J:COMとJPIXは戦略的パートナーシップを結び、2026年4月より法人向けにJ:COMのトランジット回線の提供を開始した。
近年、動画配信・クラウドサービス・生成AIなどの普及に伴い、インターネットトラヒック(インターネット上を行き来するデータ)は継続的に増加している。こうした環境下で、企業がさまざまなデジタルサービスを提供するにあたり、安定かつ効率的なトラヒック交換の仕組みを整備することが重要となっている。
J:COMは動画配信やインターネット通信など自社サービスで発生する大量のトラヒック(データ通信)を、JPIXが提供するIX(Internet eXchange ※1)サービスを通じて交換している。IXを介して事業者と直接トラヒックをやり取りすることで通信の混雑を避け、より高品質で遅延の少ない安定した通信を実現している。
今回の戦略的パートナーシップにより、法人向けにJPIXのIXサービスで提供される付加サービスの拡充を共同で進める。まず2026年4月から、JPIXのIXサービス上でJ:COMが保有する通信基盤(バックボーン)を活用したトランジット回線(※2)の提供を開始した。
これによりJPIXのIXサービスを利用する法人顧客は、従来のIX接続に加え、J:COMのトランジット回線も利用できるようになる。トランジット用の専用線を調達することなく、安定性・低遅延に優れたインターネット接続の利用が可能になる。
また今後のトラヒック増加を見据え、J:COMとJPIX首都圏、JPIX大阪のIX相互接続ポイントを両拠点800Gbpsに増強した。これによりデータ通信量が増加した場合でも、より安定した通信環境の提供が可能になる。
これらの取り組みを通じて、法人顧客に効率的で混雑しにくい通信環境を提供するとともに、J:COMのインターネットサービスを利用者に対しても、動画視聴やオンライン環境の向上に寄与する。
※1 IX(Internet eXchange)
複数の事業者がインターネット通信を直接つなぎ合う中継拠点
※2 トランジット回線
インターネットサービスプロバイダー(ISP)やデータセンター事業者などが、自社ネットワークをインターネットのグローバルネットワークへ接続するために提供されるネットワーク事業者向けの回線
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