感性を磨き整えること。
先日、ふと思い立ち軽井沢へ女一人旅に出かけてきました。
「よし、行こう」そう心が動いた瞬間をそのまま大切にしています。
今の自分に出会うべき景色があって必要な景色へ導かれるからです。
旅先で必ず立ち寄る神社。
今回ご縁を頂いたのは、群馬県妙義山の麓に佇む『妙義神社 』境内にはたくさんの風鈴が揺れ、澄んだ涼しげな音色が山の風に溶け込んでいました。
見渡す限り咲き誇る満開のシャゲの花。鳥の声。木々の香り。山の静けさ。
自然と調和したその空間は、今まで訪れた神社の中でも、私史上いちばん深いエネルギーを感じる場所でした。
あまりの心地良さに、しばらく裸足になり、大地に触れながら静かに瞑想。
妙義神社は、銀河系にある惑星の名前にもなっている日本で唯一の神社。
呼吸を深めるたび「整う」という感覚を超えて、ただ自然や宇宙と繋がっていくような感覚でした。 あまりに離れ難く相性善き神社だったので、帰り道もう一度立ち寄ってしまったほど。
こうして人生の中で『また帰ってきたい場所』が増える事は、本当に幸せな事です。
宿泊したのは、軽井沢浅間プリンスホテル。
落ち着いた時が流れる大人のための一人旅にぴったりの場所でした。
お部屋や温泉から眺める雄大な浅間山。テラスを抜ける高原の風、読書の時間。
そして、お部屋に用意されていたミカド珈琲や、コーヒーミル。豆を挽く音、立ち上る香り。
挽きたての一杯を味わいながら、五感がゆっくりと研ぎ澄まされていく。
「豊かさ」とは、きっとこうした時間のことを言うのだと感じました。
2日目は、白糸の滝へ。
そして念願叶った『軽井沢千住博美術館』に。
長年リアルで見たかった千住氏の「フラットウォーター」シリーズ。
ずっと昔に美術系のテレビ番組で、千利休の菩提寺で茶人にとっての聖地ともいわれる京都大徳寺聚光院に奉納された、素晴らしい滝の襖絵を見ていつか絶対自分の眼で見てみたいと思っていたら、今回の旅で出会ってしまいました。やはりここも呼ばれた場所でした。
時間、空間、宇宙、生命の輪廻に迫る千住氏の作品。
絵の前に立った瞬間、時間が止まり音が消えました。
美とはなんなのか、美を見出す感性とはなんなのか。
千住作品を前にすると『美』とは何なのかを深く考えさせられます。圧倒的な非日常の中で、美術館そのものが一つの芸術作品で、建築と自然と作品が美しく溶け合い、ただそこにいるだけで内側から浄化されていくような感覚。
シンギングボウル奏者として。
ヨガ講師として。
そして、一人の女性として。
日々、自分自身を整えておくことは、何より大切な仕事だと思っています。
この人に会うと、何故か心が穏やかになる。
この人と過ごすと、呼吸が深くなる。
この人の音に触れると、本来の自分に還れる。
そんな存在でありたい。
誰かを癒す前に、まず自分自身が美しいものに触れ、心を満たしておくこと。
忙しい日々の中でも、自分の感性を丁寧に磨きながら、また皆さんをお迎えしていきたいと思います。
演奏会やレッスンで、皆様とお会い出来るのを楽しみにしております。