琉球が三河を振り切り準決勝進出
2026年5月9日、りそなグループ B.LEAGUE QUARTERFINALS 2025-26 GAME2において、琉球ゴールデンキングスがシーホース三河を82対79で下し、2連勝でセミファイナル進出を決めた。序盤から10対0のランを作り主導権を握った琉球ゴールデンキングスが、接戦を制してシーホース三河を退けた。
琉球の桶谷大ヘッドコーチは、出だしのランでディフェンスとリバウンドのイニシアチブを取れたことを評価しつつ、前半のディフェンス遂行力には課題があったと語った。
ペイントエリア内での失点やコーナーのシューターへの対応が不十分だったとし、ハーフタイムに修正を施した後半はある程度相手の得点を抑えられたと振り返った。またバスケットボールを「対人競技であり、相手の動きに対して次の手を出す駆け引きの連続」と表現し、シーズンを通じて苦しい経験を積み重ねてきたことでカオスな状況にも対応できる力がチームに備わったと分析した。
岸本隆一はチャンピオンシップという舞台を戦うために、レギュラーシーズンを戦ってきたことを改めて実感したと語った。レギュラーシーズンとは全く異なる戦いの中で、チームが近年連続してチャンピオンシップに出場し積み上げてきた経験値が大きく影響したと述べた。「一つのプレーにとらわれず、次のプレーにどう集中を持っていけるか」という経験の蓄積こそがこの舞台では重要だと語り、アウェーにも駆けつけたファンへの感謝とともに、チームのテーマである「団結の力」のもとで戦い続ける決意を示した。
敗れたシーホース三河のライアン・リッチマンヘッドコーチは、選手たちを誇りに思うと語った。0対10のランを作られた苦しいスタートから、選手たちが自ら立て直してみせた第1クォーターのマネジメント、そして第2クォーターの戦いぶりに、グループとしての自信と成長を感じたと述べた。
序盤にタイムアウトを取らなかった判断については、「選手への信頼」の一言に尽きると語った。タイムアウトを取ることで逆に相手にエネルギーを与えてしまう可能性を考慮し、自身の中では11点差以上になれば取ろうと決めていたが、相手が決めたシュートの内容を見てもディフェンスのプロセス自体は崩壊していなかったとし、選手たちが自力で解決できると信じて見守った結果、彼らは期待に応えてくれたと明かした。
琉球については「勝ち方を知っているチーム」と称え、コーチングスタッフ・選手・スタッフ全員への敬意を示した。怪我を抱えながら戦い抜いたアーロン・ホワイトをはじめ、この2日間でチームが示した姿勢には胸を張りたいと述べた。
最後にリッチマンHCはメディアへの感謝の言葉も口にした。NBAで10年間携わってきた経験から、リーグが成長するためには選手やコーチの力だけでは不十分であり、メディアのハードワークこそがリーグを成長させる不可欠な要素だと語った。「Bリーグを世界で2番目のリーグにする」という目標はここにいる全員が一体となって成し遂げるものだとし、これまでの取材活動に心から感謝の意を示した。
取材:Hiroshige Suzuki / SportsPressJP