関東若手議員の会研修 in 千葉
関東若手議員の会とは、1都7県(東京、山梨、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木)の39歳までに初当選を果たした若手地方議員で構成され、研修や調査会を通じ若手議員の知識向上や情報共有でネットワークを広げることを目的とした会です(45歳で卒業)。我らが栃木県も19名のメンバーが在籍し、若手ならではの視点で仲間と切磋琢磨しながら自己研鑽に励んでいます。会員数は年々増加、なんとも喜ばしい限りです。
毎回持ち回りで研修を行っており、今回は千葉県の茂原市&市原市へ(私費での研修)。充実した研修となりました。
◎茂原市・・・千葉もばらロケーションサービスについて
市民にアンケートをとったところ、茂原市には特段の特徴や目玉が無いことが特徴となってしまっていたため市内をロケの聖地とし、ロケ地巡りによる案内パネルの設置やなりきり写真など市内ツーリズムの推進を掲げた。
2018年、千葉もばらロケーションサービスを設立し(商工会議所、観光協会ほか各種団体、事務局は市のシティプロモーション課が担う)、ロケに関する窓口を一本化。事務局が様々な手続き等の協力を行うほか、ロケ弁ガイド(茂原市内26店舗)を制作会社に配布、ロケ地登録制度で市内150か所のロケ地を登録(中には民家も!)、295名の市民エキストラ登録、大きな爆発や商店街での災害設定など難しい撮影にも積極的に協力するなどの取り組みから今までに1925件のお問い合わせ、340作品がロケ地として決定したとのこと。
特に「学校」はスタジオを借りてセットを作るよりも安価なことから、撮影場所としてとても有難がられるようです(当該学校はなんと平日の貸し出しもOKとのこと)
取り組みが功を奏し、茂原市で制作発表をしてくれた会社もあったとのこと。制作会社も巻き込んだ交流人口増加を目指す市の姿勢が印象的でした。
因みに現在は宇都宮市も「宇都宮フィルムコミッション」にて同様の支援を行っています!
◎茂原市の関東天然瓦斯開発㈱さま
千葉県は水溶性天然ガス生産量が全国2位(1位は新潟)、またヨウ素の生産量は世界で第2位となっている。日本で最も歴史ある天然ガス会社、関東天然瓦斯開発さんより取り組みを伺った。
水溶性の天然ガスは地下水の「かん水」に溶けており、それをくみ上げて水とガスを分離したのち、残りのかん水からヨウ素を取り出す。従来のレントゲン造影剤や殺菌、防カビ剤、液晶関連に必須のヨウ素生産量は千葉県がその8割を占め、今後政府も注視するペロブスカイト太陽光など益々活用が見込まれるものと考えられる。エネルギーの地産地消と併せ、日本で唯一の資源を大切に生かすべく会社としても取り組みを推進して参りたいとのお話があった。
栃木県では無縁(?)の天然ガス田。千葉のガス代は比較的安いほうなのだそうです。知見が広がりました。
ヨウ素入りのマスク・・・
◎市原市・・・公共施設マネジメントについて
今やどの自治体も老朽化した公共施設の更新に頭を悩ませています。今回の市原市では近接する市原支所、八幡公民館、青少年会館、武道館、青少年指導センター、教育センターの6つの公共施設を統合し「やわたパレット」を建設。同じ敷地内には八幡認定こども園を併設しR8.3供用開始した。
ただし施設は洪水浸水区域に位置しており、2階部分を垂直避難の避難所として指定している。そのため2階部分は避難所を想定した多目的室や調理室、体育館を設置し、1階は市原支所、図書室、教育センターや青少年指導センターなど各職員の執務室となる。
当初、国の要請により公共施設等総合管理計画を定めたが、施設ごとにギャップもあり、市の財政フレームと折り合わず絵に描いた餅となるため市独自で個別計画を策定したとのこと。建物別最適更新年度を策定しているという点が特徴的で施設総量を縮減しながらも市民生活や地域活動の充実を図る「縮充」の考え方を基本とする。
また何といっても古い建物の跡地利用が気になるところではある。縮充の考えに照らし合わせれば売却だろうが、未だ方針は決まっていないとのことなので、今後の土地利用は注視していきたい。また、設計の段階でどこまで市民や各部局の意見を反映できるかが肝である旨のお話もいただき、よくありがちなアリバイ作りのための説明会やパブリックコメントとならないよう議員としても注意する必要性を感じた。
◎市原市五井駅の小湊鉄道・・・学生専用全線年間パスポート&学生応援寄附事業
ローカル線は地域の足として重要な役割を果たす反面、利用者の減少や採算性の問題など日本全国で運営が課題となっているが、今年度の小湊鉄道さんは市内外問わず学生を支援する「学生専用全線年間パスポート」をなんと破格の1万円で販売中とのこと(定期だと19万円する)。その財源は学生応援寄附事業「学生応援寄付Go!ジモト」の収益により賄うようだが、年間3000万近い寄附が必要で、各地で営業&周知を展開。ご説明いただいた小湊鉄道の社長さんをはじめスタッフの皆さん、全てをオープンにするスタイルが社風のようで、寄付への切実なお願いや車両での昼食休憩なども積極的に受け入れてくれました。
毎年3,000万円ですから、事業の継続性を維持し、若者支援するためにも多くの皆さんへこの事業の周知・ご理解、ご協力を賜れればと思います。どうぞよろしくお願いします。
詳細はこちら「学生応援寄付Go!ジモト」:小湊鉄道⇒https://go-jimoto.com/ouen/
2日間、大変実りある研修となりました。千葉エリアの皆さん、設営お疲れさまでした。