終曲「Goodbye, memories. Goodbye, music.」
2026.05.19 03:12
商業寄りの音楽に異を唱え、活動し続け20年。もう負けだ、最後だ。
最後の曲としてふさわしいテーマは高校時代。
フルート吹きの女の子にクラリネットの僕がいつも強がっていた。
受験を理由に僕は部活をやめ、孤独のクラリネットの音色を奏でていた。
女の子はギリングハムのウィズハートアンドヴォイスのソロを担当していた。
そして僕はクラリネットの道ですら挫折を経験し、今まさにファストミュージックという名の商業音楽に押しつぶされ、作曲家の道も閉ざそうとしている。
この歳になり、どんなにあがいても何も成し遂げられなかった虚無感、罪悪感、そして美化された思い出。そしてここまで音楽家として続けることができた、過去の恩人への感謝。
特に終曲、「Goodbye, memories. Goodbye, music.」の孤独なコーダ(終結部)には様々な想いが込められている。
呼風人をやっていたさいとうあつしの最後の主張。
3曲入り300円。DL配信はMusic Store(bandcamp)から。