心地よさの追求。
上のような写真見てどういう気持ちになりますか?
これを見て「うっ」となる方。
"あぁ。きっと私はこの場にいてもうまく溶け込めずに静かに頷くばかりだろうな。。。"と思った方。
貴女がこの写真のような場面にいたら。。。と考えると逃げ出したくなる気持ちになる。
私と同じです(^^)
この話はHSPというより内向性の高い方に向けた話かも知れません。
2018年年末のHSPセルフケアmini勉強会では内向性、外向性のセルフチェックテストをしましたが、内向性寄りの方ばかりでした。
内向性と内気は混同されますが、厳密には違います。
内向性は持って生まれて自分の内面の世界を大切にするタイプのことであり、内気は後天的に、つまり原因があってそうなった性格の部分を指しています。(原因もたくさんの経験の積み重ねなので"コレ"と見つけるのは難しいですが)
性格というのは先天的な特性と後天的に獲得したことが複雑に絡み合っていますから簡単に自分がどっちとは言えないとは言え、HSPは内向性の高い方が多いのは間違いありません。
話を戻して、写真の中に自分がいると想像してください。
「こういう時はどういう自分でいるのが適切(普通)か」と無意識に考え葛藤していませんか?
ちなみに私は職場の休憩室、しかも入って間もない状況を想像してますが、他にも習い事とかママ友とのランチとか皆さまそれぞれのシチュエーションを想像しているかも知れません。
もし、楽しそうに自分も混じってるシーンが浮かんだ方はここからは読んでもピンと来ないと思われます(汗)
そういう方は、"中にはそんな人がいる"と解釈していただければと。
私は無理して喋らないようにするタイプなのですが、頭の中では"私は別に無理して笑う必要ないよね?うんうん。いいの、これで。私は私だもん。むしろここで急に喋り出した方が変じゃね?いや。。。待てよ。ちょっとくらいは参加した方がいいのか?全然興味ないのに?"とグルグル考えて、それに加えて他にも色んなことが気になるのです。
頭だけでエネルギーを消費してます。
喋ってないのに疲れちゃう。
見た目は落ち着いてるように見えても頭の中は活発に働いていて、目の前の仕事だけでなく、周りの音や声、上司・同僚の感情にも気が行っていて頭が止まらない。アーロン博士の言葉だと「神経の高ぶり」という状態だと思われます。
苦手な状況であればあるほど消耗が激しいです。
私は疲れても一人の時間さえあれば回復するのですが、中でも大変なのが寝込んでしまわれる方がいらっしゃいます。
最近覚えたのですが、いわゆる「強制終了」状態です。
パソコンも"もう無理!"ってなったら、固まって強制終了しかないので上手い例えですね。
そして情報量を多く取得するコンピューターはいかに「省エネモード」でいくかが課題になるわけです。
そのためには自分はどこまでやるとどうなるかを知っておくことが必要になります。
勉強会では心理学的なツールを使って「自分を知る」ということをテーマの一つにしています。
結局のところ、自分のことをまず受け入れて自分のことを観察し、誰かの価値観ではなく自分の価値観で「心地よさ」を追求していくことが必要なんだと思うのです。
誰かの答えが貴女の答えとは限りません。
私は「こうした方がいいよ」とは言いたくなくて(言う勇気もないですが 汗)、その代わりにその人の中に眠っている"それ"を引き出したいと思っています。
かと言って私の考えを押し付けるのも嫌なので、またそれも葛藤するのですが。。。
誰にでも使える画期的な方法があればそれに越したことはないですが、現実的には無理。
世の中のダイエット本が無くならないのは絶対痩せられる方法が無いからとも言い換えられますが、それと同じかも知れません。
ここまで苦手なことばかりを書いていましたが、グループで話すこと自体が全て苦手という訳ではなく、例えば勉強会では同じHSPが集まると緊張はしても違和感がないのです。
きちんと環境を整えれば「神経の高ぶり」も抑えられます。
そして休む時はしっかり休む。
そういう自分を責めない。
責めてしまったら「ストップ!」とその思考そのものも強制終了。
心地よさの追求です。
食べたいと思えるものを食べ、着たいと思ったものを着て、一緒にいたいと思う人といる。
そういう時間を増やしていきたいですね。